『Pokémon GO』が世界を征服しつつある!? 任天堂株がヤバいくらいに急騰中!

2016.07.14

『Pokémon GO』公式サイトより。

 海外(で6日から配信がスタートしたスマホ向けゲーム『Pokémon GO』が爆発的な人気を呼び、任天堂の株価が一日の間にこれだけ急騰するのは33年ぶりという大ヒットとなり、アメリカの経済紙が「ポケモンGOが世界を征服した」と太鼓判を押した。これには「おそるべきポケモン」「まさかポケモンがここまでやるとは思わなかった」と日本でも話題を読んでいる。

『Pokémon GO』は、スマホに搭載されているGPSの位置情報を利用し、街中でポケモンのキャラクターを探して捕まえ、交換したりバトルしたりするという新感覚ゲームだ。基本プレイは無料となっており、アイテムを手に入れるときだけ課金する必要がある。

 その人気は凄まじく、アメリカとオーストラリア、ニュージーランドなどでは6日に配信がスタートしているのだが、予想以上の人気ぶりにサーバーに問題が生じ、イギリスやオランダといったほかの国での配信に遅延が生じているほど。

 すでにプレイしているユーザーからは「素晴らしいゲームをプレゼントしてくれてありがとう、日本!」「僕は普段全く運動をしない人間なのに、ポケモンGOをダウンロードしてからどうしちゃったんだってくらい歩いてるよ」「ポケモンGOはアメリカの肥満問題を解決するだろう!」「ポケモンGOが信仰の薄い人々をモスクに引き寄せてるぞ!」「教会に人が集まってる……ポケストップがあるに違いない!」「ポケモンGOは新世界秩序を生み出したんだ!」「会社行くとみんなポケモンの話してるよ!」と大反響を呼んでいる。

 そして大きな反響の声に呼応するように、任天堂の株価が急騰。東京株式市場での任天堂株は8日に大きく上昇し、一時上げ幅が10%を上回った。また11日には上昇率24.6%、12日にも任天堂株は上がり続け、前日比では13.7%の上昇となる2万3,045円を記録。7月8日以降、任天堂の株価の値上がり率は約33%にもなる。この驚異的な数字には、アメリカ経済通信社ブルームバーグの記者も「任天堂の株がたった1日でここまで急騰したのは1983年以来だ」「ポケモンGOが世界を征服しつつある」とコメント。

 気になるのは、『Pokémon GO』ユーザーの熱中ぶりは尋常でなく、あちこちで事故や事件が起きはじめていること。アメリカではポケモンを探す人々が街中をスマホを見ながらウロウロするため、ゲーム中の人を狙った強盗事件が起こったり、怪しんだ警察に職務質問を受けるケースも増えている。さらに、ポケモンを捕まえるためのモンスターボールや道具などを手に入れられるエリア「ポケストップ」を勘違いしてか、立ち入り禁止の場所に侵入する人、熱中しすぎて足を障害物にひっかけ転倒、捻挫する人まで出る始末だ。

 このあまりの熱狂ぶりに日本のネットユーザーは「海外でのポケモン人気半端ねえええ」「なんかもう日本人にウケなくても全く問題なさそうな気がするな」「日本でまだプレイできないのに海外で十分稼いでるな、任天堂すげぇわ」と感嘆の声が上がっている。

「一時的なブームだろ」「これは子供向けすぎる。日本では絶対流行らん」なんて声もあるようだが、海外でこれだけ大騒ぎしているのだから、早く日本でも開始してもらって話題に交ざりたいものだ。

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