実写×アニメのハイブリッド、年末公開『映画 妖怪ウォッチ』実写キャスト発表も「そこはかとなく漂うそれじゃない感」

1607_youkaiwatch.jpg『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』公式サイトより。

 大人気ゲームをベースに幅広く展開する『妖怪ウォッチ』。今年12月17日公開予定の劇場版アニメ第3弾作品、実写とアニメのハイブリッド作品『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の、実写パートの新たな出演者7名が判明した。これにはネット上で「妖怪ウォッチ実写化/(^o^)\ナンテコッタイ!」「実写パートの必要性に疑問」といった声が上がっている。

 全国のちびっこが愛してやまない『妖怪ウォッチ』の劇場版は、2014年12月に公開された『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が初日2日間で動員148万4,916人、興行収入16億2,889万3,000円と、東宝の初日2日間の興収成績記録を塗り替えるほどの大ヒットを飛ばし、最終的に78億円を記録して2015年邦画作品の年間興收ベスト1に輝いた。

 さらに2015年12月に公開した劇場版第2弾『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』も興行収入50億円を突破するなど、大好評を博した。

 当然期待される第3弾の物語は、ケータたちが暮らす“さくらニュータウン”に現れた空飛ぶクジラの鳴き声をきっかけに、ケータや妖怪たちにある異変が起こる。ケータは、アニメから実写世界の人間に変わった自分を鏡で確認し「これが俺!?」と驚きの声を上げる。世界はアニメから実写に様変わりしてしまい、妖怪たちも困惑。ケータたちはアニメと実写の世界を行きつ戻りつしながら、その原因解明に励む……といったあらすじ。

 そして今回、主人公のケータを演じる南出凌嘉以外の追加キャストが発表されたのだが、山崎賢人、斎藤工、武井咲、浜辺美波、黒島結菜、お笑いコンビ・ハライチの澤部佑、遠藤憲一といったメンバーが揃った。出演者らは「最初は声優の仕事だと思いました」と口を揃えて言い、斎藤は「新しい映画が誕生する瞬間に立ち会えるんじゃないかと思い、わくわくしています」とコメント。また山崎は「アニメと実写が融合しているということで、とても驚きました」「これだけ大人気の作品に新しい形で参加させてもらえるのは嬉しかったです」とその喜びを語った。遠藤憲一は「(子供たちへのメッセージ)みんな、元気かな? みんなが知っている妖怪ウォッチが映画になるよ。おじさんの顔は怖いけど、ちょっとしか出ないから大丈夫だよ」と子供向けのコメントを寄せている。

 出演者も驚いているが、ネット上でも驚きの声は多く、「ま~た山崎か」「そこはかとなく漂うそれじゃない感」「実写とアニメ行ったり来たりって、子供混乱しないか?」「リアルジバニャンとか無理だからあ~」「いい大人が揃って妖怪メダル! 出てこい友達!とかやるのかよw」「ヒント・大コケ」「ジ・エンドにゃん♪」といった懐疑的な声が多く上がった。

 しかし一方で「エンケンがリアルジバニャンやってくれるかも、という期待はある」「いい意味で裏切ってほしいです」「妖怪ウォッチの新しいことにチャレンジする姿勢は嫌いじゃない」「まんまと斎藤工に釣られて観に行く気満々だよ」といった生温かい目で見守っている人もいる様子。

 前2作がヒットしているだけに、制作陣のプレッシャーは相当なはず。しかしここにきて攻めの姿勢を崩さず、実写とアニメのハイブリッドという大博打に出るチャレンジ精神には驚かされるばかり。ちなみに実写とアニメのハイブリッドというと、映画ではディズニーとワーナーブラザーズによる『ロジャー・ラビット』(88年)、ワーナーブラザーズの『スペース・ジャム』(96年)などの大ヒット作が挙げられる。また日本では、映画ではないが、まいんちゃん……いや、まいんさんこと福原遥出演の子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!』(NHK)も実写とアニメで人気を博した。『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』も期待していいのではないだろうか。

実写×アニメのハイブリッド、年末公開『映画 妖怪ウォッチ』実写キャスト発表も「そこはかとなく漂うそれじゃない感」のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!