ケンコバがジャンプ編集者に“冨樫義博のネーム掲載”ネタをぶっこみ!! 「もうちょっと荒めのやつ見た記憶ありますけど」

1607_mandokobayashi.jpg『ジャンプ流!』公式サイトより。

『週刊少年ジャンプ』で大々的に連載再開を発表したくせに、わずか11週で再び連載休止となってしまった冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』。同作についてお笑い芸人のケンドーコバヤシがジャンプ編集者にある“ぶっこみ”をしたと密かな話題になっている。

『HUNTER×HUNTER』は、かつてネーム(と思われる)状態で掲載されたこともあったのだが、このネタはネット上でも定期的に話題になったりと、もはや伝説&定番ネタになっている。ネタにはなっているのだが、当然「読者舐めてんのか」「これでGo! 出す編集は仕事舐めてる」「冨樫仕事しろ」と否定的な声が上がっているのも事実である。

 そんな中、衛星放送のフジテレビONEで放送されているテレビ番組『漫道コバヤシ』のWEB動画、『ジャンプ流!×漫道コバヤシ ケンドーコバヤシ週刊少年ジャンプで連載を目指すのコーナー』の放送第5回で、ケンコバが直接ジャンプ編集者・服部ジャン=バティスト哲にこの冨樫ネーム掲載問題を告訴したのだ。

 このWEB動画はケンコバが『週刊少年ジャンプ』で連載を目指すべく、ジャンプ編集者とマンガを作っていくというもの。問題があった第5回までの流れをサラッと説明すると、まず、ケンコバが『メルヘン王子グリム』『DOIS SOL』ほか、さまざまな“駆け抜けた”マンガを手がけたジャンプ編集者・服部氏と組んで『週刊少年ジャンプ』連載の目標を掲げる。

 ケンコバは、毎週転校生が来るギャグマンガ『あいつが転校生』、呪いで人を殺せる主人公の人情物語『呪い』、最強を目指す覆面レスラーのストーリーマンガ『黒仮面』、エロ科学者Kがおっぱいを触るためだけの巨大マシンを毎回製作する『パイオツエンジニア K』を提案。服部氏の的確な指摘から、『あいつが転校生』に絞りマンガ制作を進めることに。

 マンガの登場人物としてケンコバは、喧嘩日本一を目指す本宮君と宮下君、独創的なファッションの荒木君、超ミニスカートを履いて常時パンチラしている桂さんなどを考案。もちろん元ネタは、本宮ひろ志、宮下あきら、荒木飛呂彦、桂正和だ。さらに大まかな構想を話すと、服部氏が作画担当にこれを依頼し、ついにネームが出来上がった。

 出来上がったネームをみたケンコバは大興奮、そしてここから遂に冨樫ネタに突入。その会話を書き起こすのでご覧いただこう。

ケンコバ「ネームと言っても、もう、これ載せてもいいくらいじゃないですか?」
服部「いや、それは駄目です。ネームは載せちゃダメです」
ケンコバ「まじっすか? 何回かジャンプで……」
服部「いやまあまあまあ、でも駄目なんです」
ケンコバ「もうちょっと荒めのやつ見た記憶ありますけど」
服部「商品価値がそれでもあるかないかっていう判断で……」
ケンコバ「あっ! すいません」
一同・爆笑

 といったものだ。これには「完全に冨樫」「編集に冨樫ネタとかケンコバやるな」といった反響が上がった。

 この動画はマンガの作り方や、編集者の考えがよくわかり、マンガ家を目指す人にはかなり参考になると思うし、『週刊少年ジャンプ』ファンならとりあえず面白く見れるだろう。果たして『あいつが転校生』が本誌に連載されるときは来るのか。これからの展開に注目だ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

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