「40秒で提供しな!」“サンの口移し肉”や“千尋の父が食う謎物体”はメニューにあるのか!? 「ジブリ飯」に期待と要望殺到!!

2016.07.08

『ジブリの大博覧会』公式サイトより。

 国内外に熱狂的なファンを抱える“スタジオジブリ”の、設立から30年の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会」が開催される。これまでジブリが生み出してきた作品の制作過程を知ることができるうえ、ジブリ作品をイメージしたオリジナルフードメニューも提供されるとあって「激混みだろうけど行きたい!」「めっちゃ行きたいし、ご飯もめっちゃ食べたい」「肉団子のスープ食いたい!」と大きな反響が上がっている。

 7月7日から9月11日にかけて、六本木ヒルズ内にある展望台の東京シティビュー内スカイギャラリーにて開催される同博覧会。『風の谷のナウシカ』から9月17日公開の最新作『レッドタートル ある島の物語』まで、ジブリの作品がどのように生み出され、世に放たれていったのか? 制作当時を振り返るポスターやチラシといった宣伝物をメインに、制作資料や企画書など、今まで世に出なかった膨大な数の資料で観客を圧倒する。

 また会場には、乗ってみたいと誰もが一度は思ったことのある乗車可能な猫バス、『耳をすませば』に登場する“バロン”とその恋人の置物、誰もが見たい(?)鈴木敏夫プロデューサーのデスクを再現したスペースなど、ジブリの世界にどっぷりと浸ることのできる展示が盛りだくさん。

 アメリカの『Rolling Stone』誌の「最も素晴らしいアニメーション映画トップ40」に『千と千尋の神隠し』が第2位にランクインしたり(記事参照)、『レッドタートル ある島の物語』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で特別賞を受賞するなど、今なお注目を集めるジブリの制作の裏側を見れるだけでも十分なのに、さらに東京シティービューに隣接するカフェ「THE SUN」では展覧会の期間中、ジブリ作品で見たことのあるメニューが11種類提供される。

 ジブリといえば、作中に奇抜な食べ物が出てくることでも有名。例えば『魔女の宅急便』で上品なおばあさんが生意気な孫娘のためにせっかく作って宅配されたのに、「私このパイ嫌いなのよね」と言われてしまう“ニシンとかぼちゃのパイ”や、『天空の城ラピュタ』でシータがデカい鍋で作るオレンジ色のシチュー、『となりのトトロ』でさつきが作る、桜デンブがやたらと多い弁当などが上げられる。

 そんなジブリファンの憧れでもある“ジブリ飯”。今回カフェで提供されるメニューでわかっているのは、『天空の城ラピュタ』でパズーが洞穴の中でシータと分け合って食べた目玉焼きトーストや、パズーが親方のもとへ持って帰る肉団子のスープ、『紅の豚』でポルコが食べていたナポリタンなどをイメージさせるもの。

 これらのメニューの数々に「肉団子のスープは憧れ」「おいおい夢みたいなメニューだな!」「40秒で提供しな!」と興奮気味の声が上がっている。ただ一方で「ラピュタパンの半端ないコレジャナイ感」「あんなペチャンコの鞄からこんなふっくらしたパンが出てくるかよ!」「半分の青リンゴと飴玉は必須でしょうが!」とイメージと少々違うという声も。

 また、中には「サンがお口でくちゃくちゃした干し肉もお願い。もちろんサンの口移しで」「千尋の父ちゃんがすすり込むあのブヨブヨした謎物体は? ちなバイキング形式希望」「クコの実……長靴一杯食べたいや」といったコアなファンからのメニューの要望も少なくない。ジブリ飯の再現クオリティがどうなるかは気になるところだが、今回の展覧会が大盛況となることは間違いないだろう。

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