コメディ多めの息抜き回と見せかけ、重大フラグ乱立! そしてあの“ナレ死”も回避!?『真田丸』第26話「瓜売」レビュー!

 なお、この仮装大会は実際に行われたようで、いくつかの資料に記録が残っている。秀吉の瓜売り、家康のあじか(ざる)売りに加えて、前田利家が高野聖、蒲生氏里が担い茶売りなどに扮したほか、伊達政宗は桟敷席から野次を飛ばしていたそう。政宗の出番があったら面白かったのに……。

 さて、信繁、信幸の祖母・とりの病状が悪化し、信州・上田城へ戻った真田家一行。子や孫たちに囲まれたばば様・とりは、信繁、信幸の2人に「たとえ離れ離れになっても真田は一つ。怠るな」と遺言を残す。これはどう考えても、後の関ヶ原や大坂の陣に向けての伏線。全体を通してコメディ要素が強い第26話だったけど、秀勝の死、茶々の懐妊(秀頼の誕生)、秀次の死亡フラグ、そして兄弟別離の暗示と、フラグてんこ盛りのエピソードだった。今話はもう一回見直しておこうと思う。

 また、とりの死に際もよかった。これまで何人もの有名武将を淡白に、一言で簡潔に言い表してきた有働由美子のナレーション。前回の25話では1話45分ぐらいの間に、3人もの有名人の最期をあっけなくナレーションで説明してのけ、ネット上の一部では“ナレ死”との呼び声もあったほどだが、「武田信玄でさえ一目置いたという名将・真田一徳斎 その妻・おとりは…」「早すぎ!!」とまさかのナレーションをキャンセル回避! 見どころが多い26話でも実況で一番盛り上がった瞬間であったが、もう真田家勢ぞろいのシーンは実現しないのが本当に寂しい。

 ラストにどうでもいい情報を一つ。大河ドラマ出演者はNHKのほか番組に、宣伝もかねてよく出演するものだが、4日に放送の『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK総合)に、石田三成役の山本耕史が出演。三成と縁の深い岐阜県大垣市を旅したのだが、ここに一人の勇者が登場したのだ! 市内を散策する山本に「あー、堀北真希と結婚した人ですよね!! あの時に傷ついた日本国民の一人ですよ!! 石田三成役になってザマァって思いましたよ、やられちまえよって」と、一般男性が笑顔で言ってのけたのだ! これにはネット上も「勇者現る!」「よく言った!」と大喜び。

『鶴瓶の家族に乾杯』は毎週木曜日24時10分より再放送もあるので、見逃してしまった人は『真田丸』とあわせてチェックしてみよう。

腕白関白 (フリーダムノベル)

腕白関白 (フリーダムノベル)

秀次がここまでいい人な戦国ものは初めてという気がします

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