“ゲーム輸出大国”イギリスのEU離脱で業界大混乱!? 深刻な人材不足を懸念する声も……？

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　EU離脱の意志を示したイギリス国民投票が世界に衝撃を与えている。世界の経済、政治に少なからぬ影響を及ぼすことは必至といえるが、EU離脱でイギリスのゲーム業界はどんなインパクトに見舞われるのか。

「GamesIndustry」より。

■イギリスのゲーム業界人はEU離脱をどう考えているのか

　イギリスのEU離脱がゲーム業界にどんな余波をもたらすのか。ゲーム業界情報サイト「GamesIndustry」にはイギリスでビデオゲームに携わる人々のコメントを紹介している。

●SlitherineのCEO、JD・マクネイル氏
「イギリスをはじめ、イタリア、アメリカ、ルーマニアにオフィスを構える国際的なゲームデベロッパーとして、我々は今後いくつかの困難に直面するでしょう。しかし過度に恐れてはいません。…（中略）…これまで物理的な国境が我々の問題になったこともなければ、国民投票の結果について斟酌したこともありません。…（中略）…我々は2007年～2008年の金融危機を乗り越えてきています。EU離脱の影響が短期のものであれ、長期に及ぶものであれ、我々はうまく対処できるでしょう」

※Slitherineは2000年に設立され、『Panzer Corps』（PC版、iOS版）など硬派なストラテジーゲームや、テーブルトップウォーゲーム『Field of Glory』などを手がけるイギリスを本拠とするゲーム制作販売会社。

●Green Man Gaming創立者、CEO、ジョージ・シュヨク氏
「EU離脱の判断は先行きを不透明にし、国家に試練の時を味あわせるものになるでしょう。…（中略）…イギリスはEUじゅうのゲーム開発のスペシャリストが集まる場所ですが、今回の判断は人材確保の問題だけでなく、EUからの投資にも悪影響を及ぼすでしょう」

※Green Man Gaming（GMG）はイギリスのビデオゲームダウンロード販売サイト。不要なゲームの下取りサービスなどが好評を博して業績を伸ばした。

 
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