少女の夏の成長物語スタート! ドラマ『時をかける少女』第1話レビュー

1607_tokikake.jpgドラマ『時をかける少女』公式サイトより

 夏は少女を大人にする。

 照りつける日差しを浴びて、打ち上がる花火を見上げて、少女は少しずつ大人の女性へと近づいていく。夏とはきっと、そういう季節なのだ。

 7月9日、日本テレビ系で黒島結菜主演『時をかける少女』が始まった。

 黒島演じる芳山未羽は、高校3年生。男友達の浅倉吾朗(竹内涼真)と深町翔平(菊池風磨)と、無邪気に遊ぶ日々を過ごしていた。

 ある日、未羽は理科の実験室で、薬品のにおいをかいで倒れてしまう。その日から彼女にはタイムリープ(時間を越える)力が身についてしまうのだった。

 ご承知のとおり、この物語は50年前に筒井康隆によって書かれた、同名のジュブナイル小説が原作である。

 幾度となく映画化やドラマ化されているが、特に有名なのは、1983年に公開された原田知世主演の映画と、2006年公開の細田守監督アニメ版であろう。

 もちろん、それぞれの作品は、時代に合わせてアレンジされている。

 それでも設定として変わらないこと。ひとつは、主人公がタイムリープの力を手に入れるという点、そしてもうひとつ。この物語が、少女の成長を描いているという点である。

 つまり少女は「時間」というものの概念に向き合い、そして仲の良い「男友達」だと思っていた相手に感じる恋心を知って、少し大人になるのだ。

 そして、今回のような連続ドラマの形態だと、主人公の成長と、演じた黒島結菜の成長がシンクロしていくところが見られるはずである。

 最終回を迎えた時、彼女の顔は、女優としてより凛々しく、たくましくなっているはず。それが楽しめるのも、女優ファン、ドラマファンとしての喜びである。

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