サンミュージックとおニャン子の歴史的コラボ!『さんみゅ~ 純白歌合戦with渡辺美奈代』ライブレポート

1606_sannmusic.jpgさんみゅ~と渡辺美奈代による、おニャン子クラブの「恋はくえすちょん」

 1980年代、サンミュージックは、松田聖子をはじめ、早見優、田村英里子など、正統派のアイドルを次々とデビューさせていたった。彼女たちはルックスはもちろんのこと、歌もうまく、まさに「プロのアイドル」たちであった。

 一方、1985年に登場したおニャン子クラブは、それまでのアイドルの常識を変え、「同じクラスにいそうな子」「素人っぽい子」をコンセプトに一大ブームを巻き起こした。

 このように、当時のアイドル界において、ある意味対極にあった2組。

 もちろん、本人たちは、学校が一緒であったり、番組で共演したりして、交流はあったようだが、現代のようにアイドルの「対バンライブ」が行われていなかった時代でもあり、それぞれの生での共演はほとんど見ることができなかった。

 あれから30年。サンミュージックアイドルの流れを汲むアイドルユニット「さんみゅ~」のライブイベントに、元おニャン子クラブのエース・渡辺美奈代がゲスト出演するというので、その邂逅を見るべく出かけて行った。

 6月24日金曜日、開場の18時少し前に到着。あいにくの雨の中、会場となる渋谷WWWには往年のアイドルファンが集まっていた。

 定刻の19時、ライブスタート。トップバッターはゲストの「ハコイリムスメ」。オリジナルの曲ばかりではなく、おニャン子クラブやCoCo、チェキッ娘といった、過去のアイドルソングをカバーすることでも人気を集めているグループだ。

 1曲目、オリジナル曲の「微笑みと春のワンピース」で盛り上げた後、いよいよおニャン子のカバーを披露する。カバー1曲目は「避暑地の森の天使たち」。渡辺美奈代、渡辺満里奈、富川春美が歌った、当時から人気の高いユニット曲だ。

 続いては、渡辺美奈代のソロ曲「Winterスプリング、Summerフォール」。こちらはムーンライダーズの鈴木慶一の手による名曲。「今頃美奈代さん、楽屋で聞いてるのかな」と思うと、ちょっとうれしくなる。

 会場に詰め掛けていた渡辺美奈代ファンを熱くしたところで、メンバーの我妻桃実が叫ぶ。

「今日はもうおニャン子クラブさんの曲しか歌いません!」
「うぉー!」

 もちろん会場は大歓声に包まれる。

 宣言どおり、「アンブレラ・エンジェル」「夏休みは終わらない」「真っ赤な自転車」と、畳み掛けてくる。

 聞く人が聞けばわかるが、いずれもシングルにはなっておらず、ファンの間で「名曲」と名高かった曲だ。このあたりにも、選曲のセンスを感じる。

サンミュージックとおニャン子の歴史的コラボ!『さんみゅ~ 純白歌合戦with渡辺美奈代』ライブレポートのページです。おたぽるは、アイドルアイドル&声優の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!