農林水産省が「共食」がテーマの食卓アニメ『甘々と稲妻』を全面応援!!　増加する“省庁とアニメのコラボ”

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テレビアニメ『甘々と稲妻』公式サイトより

　7月4日から放送開始となるテレビアニメ『甘々と稲妻』（TOKYO MXほか）が、放送を目前に控えた27日、新たに農林水産省とのコラボを発表した。

『甘々と稲妻』は、「good!アフタヌーン」（講談社）にて2013年3月号から連載中、『このマンガがすごい！2014』オトコ編で8位を獲得した雨隠ギドによるマンガ。半年前に妻を亡くした高校教師・犬塚公平（CV.中村悠一）とその娘・つむぎ（CV.遠藤璃菜）が、親の多忙により一人で食事をとりがちな孤食の女子高生・飯田小鳥（CV.早見沙織）と、とあるキッカケから一緒に料理を作り、食卓を囲むことで「共食」の楽しさや喜びを味わう姿を描いたほのぼのとしたホームドラマだ。

　そんな「共食（一緒に食事をつくることや食べること）」をテーマに描いている今作に、食育の推進活動を行う農林水産省が注目し、ポスターやチラシを作成、「共食」を応援していくという。アニメ公式サイトには、「一緒に食べたら、もっとおいしい☆」のキャッチコピーとともに、つむぎを肩車する公平と、大きく口を開けてパンを食べようとする小鳥の3人が描かれたポスターが公開されており、これらは全国の公共施設や食育イベントなどでポスターやリーフレットが掲出・配布される予定とのこと。

　今回のタイアップについて農林水産省は、「一緒につくって、一緒に食べる。つむぎちゃんたちを農林水産省も応援します！」と公式サイトにコメントを掲載。核家族化やライフスタイルの多様化などによって社会問題になりつつある孤食について、「ただ食べるだけではない、誰かと一緒に食べること（共食：きょうしょく）について、考えてみませんか？」（原文ママ）と呼びかけている。

　アニメと省庁のコラボは珍しいものではなく、最近も、総務省の「18歳選挙」キャンペーンのイメージモデルに『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』（TOKYO MXほか）のキャラクターが起用されたり、自衛隊と『ハイスクール・フリート』（TOKYO MXほか）や『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』（TOKYO MXほか）がコラボして「自衛官募集」のポスターを作成したりと話題に。近年、アニメはクールジャパンの一翼を担う存在となっているだけに、今後も様々な作品で省庁とのコラボが実現されそうだ。

“農林水産省”という強力なバックアップを得た『甘々と稲妻』。アニメの放送はもちろん、今後の展開にも注目していきたい。