やっぱり神田明神は『こち亀』の聖地! ファンキー加藤不倫ネタ(?)があった『斉木楠雄のΨ難』にも注目の「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

160627jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年30号の表紙は、7月からTVアニメがスタートする『食戟のソーマ』と『斉木楠雄のΨ難』。幸平創真&斉木楠雄と、両作の主人公によるW表紙となったが、これに『斉木楠雄のΨ難』の作者・麻生周一は目次コメントで「嬉しいですが佐伯先生の絵の横に僕の絵を置くとは中々意地悪だな編集部…」(原文ママ)と複雑な心境を語っている。

 そんな今号の掲載順位は、巻頭カラーの『食戟のソーマ』以下、『ONE PIECE』『火ノ丸相撲』『斉木楠雄のΨ難』(センターカラー)、『ブラッククローバー』『ハイキュー!!』『僕のヒーローアカデミア』(センターカラー)……と続く。センターカラーの『僕のヒーローアカデミア』は、26日アニメの最終回を迎え、同時に第2期放送の製作が決定。物語を大きく揺るがす「雄英体育祭編」からスタートということで、第1期以上にアツい展開になりそう。

 もう一方のセンターカラー『斉木楠雄のΨ難』では、インターネットに初めて触れ、ものの見事にネットショッピングにハマる斉木の姿が。それ以前はネットに対しデマや中傷が飛び交う無法地帯だと偏見を持っていた彼だが、そのイメージ画像にHIKAKINに似ている人物の動画や、不倫報道で話題のファンキー加藤の2chスレを模したものが……。『斉木楠雄のΨ難』は、以前にもベッキーと「ゲスの極み乙女。」川谷絵音の不倫ネタを展開しただけに(参照記事)、今後もスキャンダルをどうネタにしてくれるのか、楽しみにしたいところ。

 そんな今号の「ジャンプ」で注目したいのは、現在40周年記念企画として舞台化や新作アニメが進行中の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)。なんと、作者の秋本治が描き下ろした7メートルにも及ぶ巨大絵巻が今秋、神田明神に“神宝”として永年奉納されることが発表されたのだ。

 最近の神田明神といえば、昨年の神田祭でコラボを果たした『ラブライブ!』のイメージが強く、実は『こち亀』でも、両さんが纏に「神田明神も『ラブライブ!』とコラボしているだろ!」と説明していたりするのだが、『こち亀』でもたびたび神田明神は登場しており、今回はその縁でコラボ企画が決まったという。神田明神の権禰宜(ごんねぎ)の岸川雅範氏によると、この企画は「神田明神と江戸東京にとって歴史上、重要な出来事の一つになる」という。

 担当編集の山中氏も「これは歴史的事業であり、歴史的事件」と喜びを見せるこの企画だが、週刊連載をこなしながら7メートルにも及ぶ巨大絵巻を描き下ろすのはかなり過酷な作業。1976年9月の連載開始以降、休載一度もなしの秋本氏にしか成せないものとなりそうなので、その出来に注目したい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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