「ニュースだけでウンザリ!!」『銀魂』が“都知事パロディ”! 腐女子を釣ってる(?)『左門くん』も熱かった「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

160620jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年29号の表紙を巻頭カラーは、7月23日に映画『ONE PIECE FILM GOLD』の公開を控える『ONE PIECE』。今号は映画の情報も掲載されているだけに、『ONE PIECE』ファンには見逃せないものとなっている。

 そんな今号の掲載順位は、『ONE PIECE』以下、『ブラッククローバー』『僕のヒーローアカデミア』『左門くんはサモナー』(センターカラー)、『食戟のソーマ』『ハイキュー!!』『ニセコイ』(センターカラー)……と続く。近ごろ、順位が下位にとどまっていた『ニセコイ』が“最佳境センターカラー”を飾った。「小野寺ルート」なのか「千棘ルート」か注目を集めている本作だが、今号は「小野寺ルート」で確定か(?)という展開に。主人公・楽と結ばれるヒロインは小野寺で決まりなのだろうか……。「私、やっぱりニセモノじゃん」と泣く千棘を見ると、まだまだ終わりは読めない。

 もう一方のセンターカラー『左門くんはサモナー』では、なんと「左門くんはホモなの?」といった声が上がることに。以前、偏食の左門くんを見かねて手作りのお弁当を作るという意外な一面を見せた九頭龍くん(※26号掲載の第34話参照)。今号掲載された番外編4コマでは、左門くんが「今日何入ってんの?」とお弁当のおかずを聞いたり、「次なんか食いてーもんある?」(九)、「ん~何でもいいよ」(左)、「『何でもいい』が一番困るんだよ 何かリクエストくれよ」(九)と、なんだか腐女子が歓喜しそうなやりとりを展開。これにクラスメイトの嬉村も「あいつら結婚したの?」と思わず突っ込み。読者の間では「腐女子に媚びすぎ」「腐女子を釣りにきている」という声もあるが、「今週の左門×九頭龍アツい」「やっぱ左門くんと九頭龍はデキてる」と歓喜する(?)声も上がっている。

 そんな今号の「ジャンプ」で注目したいのが、クライマックスを迎えつつある様相を見せる『銀魂』。最近はめっきりギャグが減ってしまい、シリアスがメインの本作だが、久しぶりにお家芸でもあるパロディネタを展開し話題となっている。

 万事屋メンバーのひとり・神楽が有給休暇を希望するも、銀時が「万事屋にとって有給届は死亡届と同義」と一蹴。「安月給のせいで財布が空っぽネ」と反抗する神楽に一体何に金を使ったと聞くと、「ホテル宿泊費 美術品の購入 書道のためのチャイナ服 全て必要経費ネ」と、なんと最近世間を騒がした“某都知事ネタ”を展開。神楽の父・星海坊主とかけて「大好きな書道の墨汁でもぶっかけとけ」「その残り毛で筆でも作っとけ」と、都知事のハゲネタも展開……。「都知事もういい! ニュースだけでウンザリ!!」という突っ込みも入るからさすがだ。

 奇しくも今日は21日付けで辞任する舛添要一都知事の最後の登庁日。それだけに「舛添ネタわらった」「こんなことができるの銀魂だけ」「さすが空知」と読者も大喜びしている。

 過去にもさまざまな作品や芸能人のパロディネタを展開し読者を楽しませてきた『銀魂』。時には佐村河内守っぽい人物が登場したり、アニメでは野々村竜太郎元議員の号泣会見のパロディと、“時の人”もネタにして良い意味で読者をヒヤヒヤさせてきた。今後も『銀魂』の“攻めたネタ”はまだまだ話題を集めそうなので、これからもその内容に期待したい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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