『サザエさん』マスオが女性差別発言で炎上!? 「このご時世にその発言は」「波平よりはマシだろ」と反響続々!

『サザエさん』マスオが女性差別発言で炎上!? 「このご時世にその発言は」「波平よりはマシだろ」と反響続々!の画像1『サザエさん』公式サイトより。

 今月19日に放送された『サザエさん』(フジテレビ系)第2356話では、主要キャラの中では比較的、常識人とされるマスオがまさかの女性差別発言をしてしまったことで話題になった。

 問題になったのは『共通の趣味』。マスオは妻のサザエに一緒に将棋をやろうと提案し、サザエはそれを了承するも、「ちょっと待ってて」となかなかマスオの元にやってこない。そしてしばらくするとサザエは、将棋の駒の模様が入った着物を着てやってきた。「おまたせ」と陽気なサザエに対して、マスオは「女はすぐ服装に凝るから嫌だ」と問題発言をしたのだ。

 このマスオの発言には疑問を持った人が多いようで、「マスオさんそんなこと言っちゃう!?w」「はい女性差別」「いいのかマスオその台詞w」「突然マスオさんが性差別発言して笑った」「このご時世に勇気のある発言」「マスオさんも女は~~とか言うのかよ!」と、プチ炎上。「サザエをとても美人だと思っている」こと以外は割と常識人と評判のマスオの発言だったためか、怒られるというよりは、驚かれるといった反応が多かったようだ。

 しかし、この発言には実はもう一つ問題点がある。というのも『共通の趣味』の前には『中島君のブレザー』というエピソードが放送されたのだが、こちらも服装にまつわるお話であった。そこで出された結論を踏まえてマスオの発言を聞くと、さらにマスオがとんでもない失言をしてしまったことがわかるのだ。

『中島君のブレザー』では、中島が突如ブレザーを着て登校して自慢をするという展開で始まった。女子たちにちやほやされる中島をみて、カツオは「人間洋服じゃないよ。肝心なのは中身だよ」と一蹴。その後、二転三転あったが、結局最後は「人間は洋服じゃない、それを着ている中身だ」と、もう一度念押しして話が締めくくられた。

 そんな話のあった直後にマスオがまさかの「女はすぐ服装に凝るから嫌だ」という発言だったため、これには「『人は服装じゃない、中身だ』というカツオに『女は服装から入る』というマスオ、明らかに何か意図してますね」「女性差別どころが侮辱してますな」とやや強引に結びつけた声が多く挙げられ、「マスオ謝罪しろ」「これは説明責任が求められますな」「『サザエさん』を辞任してもらわなあかんな」と国会議員級のバッシングを受けた。

 しかし、ここでマスオを擁護する人もいる。『サザエさん』は時代設定上“基本的には”昭和の設定なので(スカイツリーやデジカメが出たことはある ※記事参照)、現代とは男女、親子の間における意識やライン、常識が異なる部分もある。「マスオが昭和の住人であれば問題ない」といった声も多いし、実際『サザエさん』は原作マンガではブラックなギャグも多い。

 そして「波平よりはましだろ」といった意見も。実は波平は今までに「編み物をした?」と聞かれただけで「わしがそんなみっともないマネをするかー!」とキレるほどの、ザ・昭和人間。よく見かけるシーンの「母さん、お茶」と妻のフネに呼びかけたり、夜遅く帰っても必ずフネやサザエが起きているのも、人によっては差別と受け取る人も多いようだ。

 時代錯誤がある意味面白いとネットでも評判だったが、こういった時代錯誤は視聴者の反感を買ってしまう可能性がある。『サザエさん』がこれからも国民的アニメであり続けるためには、万人から嫌われないための配慮が必要なのかもしれない。

サザエさん よりぬきカツオくん

サザエさん よりぬきカツオくん

原作は深夜でも放送禁止だろう

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