『機動戦士Zガンダム“新訳”』は結果的に無視する方向!? そして前野智昭の『THE ORIGIN』再登場はやっぱり厳しそう…

1606_expo.jpg「GUNDAM.INFO」より。

 6月12日、最新作を中心に映像と音楽で『ガンダム』シリーズを振り返る、これまでにないガンダムエンターテインメントショー、『ガンダム LIVE EXPO~ジオンの世紀~』が開催された。

 シャア・アズナブル/フル・フロンタル役の池田秀一や、セイラ・マス役の潘めぐみがキャラクターの心情を描いた朗読劇を披露したほか、森口博子をはじめとしたアーティストが競演を見せた。この様子について、夜の部を観賞したという30代男性がこう語る。

「『動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』のシャア・アズナブルの朗読では、シャアの仮面にまつわるエピソードを持つ原作にないキャラクターのリノ・フェルナンデスについて『罠にかけて見殺しにした』と、あっさり言い切ってました。リノを演じた前野智昭さんは、これまでの舞台あいさつで直接死んだ描写がなかったので今後の『THE ORIGIN』にも……というコメントをしていたのですが、これで(再登場は)潰えたのかもと感じましたね」

 さらに、『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』のコーナーでは、松尾衡監督と音楽を担当したジャズ・ミュージシャンの菊地成孔氏によるトークセッションも行われ、こんなエピソードも語られたとも。

「菊地さんはミュージシャンとしての活動とともに、雑誌の論客としても知られている方ですが、トークでは、ガンダムはおろかアニメも観ないという話をしていました。それでも、同作に起用された理由について、松尾監督によると『ジャズ界に文句を言われない人』と話されてて、菊地さん『ガンダムというのでなんかの事情でジャズが必要なんだろうなって』と、とくに思い入れのない感じで受けたそうです。ただ、配信されている4話を観てみるとちゃんと作品に合った世界観を音楽で表現されてて、さすがプロの仕事だな、と」(前出の30代男性)

 ちなみに菊地氏といえば、アニメ『LUPIN the Third -峰不二子という女-』(2012年)の音楽の担当もしている。ほかにも、イベントで上映された映像ではこんな違いがあったという。

「『機動戦士Zガンダム』の映像が流れていた際に、“新訳”といわれる劇場版3部作の方ではなく、TV版の最終回ラストシーンの方が採用されていました。新訳のカットも盛り込まれていたような感じではあったのですが、その後の『機動戦士ガンダムZZ』の映像につなげるためなのか、結果的に新訳の解釈の方は無視される形になってましたね」(前出の30代男性)

 今秋には『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の2期のTV放送や、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』の劇場上映を予定しているなど、まだまだ広がりを見せているガンダムワールド。今後、どんな催し物で魅せてくれるのか楽しみなところだ。

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