平野綾&杉田智和が不在のまま!? 10周年の『ハルヒ』、記念の上映イベント開催するも……

1606_haruhi.jpgTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』公式サイトより。

 今年2016年で、TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の放送開始より丸10年。それを記念して、『ガールズ&パンツァー』や『マッドマックス』を延々と上映してくれることでお馴染みの立川シネマシティと、塚口サンサン劇場(兵庫県・尼崎市)にて、第1期TVシリーズを“極音上映”で上映するイベント「涼宮ハルヒの獄音」が開催されることに。

 さらに、立川シネマシティでは、白石稔(谷口役)、茅原実里(長門有希役)、後藤邑子(朝比奈みくる役)、松岡由貴(鶴屋さん役)、桑谷夏子(朝倉涼子役)といったキャスト陣らによるトークショーも行われる。

 このニュースには、往年のファンはさぞかし大喜びだろうと思われたのだが、「極音上映する必要ないだろ」「今更、誰が喜ぶんだ」「もう、話覚えてないなぁ」と、ネット上の反応は芳しくないようだ。また、登壇するキャスト陣に対しても、「誰か足んねーよな?」「10周年なのにハルヒとキョンがいないとか」と、主役の2人であるハルヒ役の平野綾(現在、ニューヨークで留学中の模様)、キョン役の杉田智和、そして古泉一樹役の小野大輔が欠席であることを指摘する声が相次いだ。

 若い読者のために一応説明しておくと、『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズは谷川流のライトノベルを原作とするアニメシリーズ。2006年4月から放送開始したTVアニメシリーズ第1期を皮切りに、TVアニメシリーズ第2期(09年)、劇場版『涼宮ハルヒの消失』(10年)も制作され、Blu-ray、DVDはTV2シリーズ合計で国内70万本以上、北米でも各巻8万セットを販売(※数字は09年当時)という人気作。多くのライトノベル作品に多大な影響を与えた00年代を代表するアニメであり、現在にまで至る深夜アニメ隆盛の基礎を担った作品だ。

 だが、第2期シリーズで伝説の「エンドレスエイト」(細部は違うものの、同じエピソードを8話も制作・放送)をやらかしてしまった辺りから、勢いは大失速。『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』(YouTubeなどにて配信/09年)、『にょろーん☆ちゅるやさん』(YouTubeなどにて配信/09年)、『長門有希ちゃんの消失』(15年)とスピンオフアニメは3シリーズも制作されたのだが、原作者・谷川流の原作ライトノベル発刊がすっかり途絶え、TVアニメ第3期シリーズがほぼ望めないこともあって、アニメ・ライトノベルファンの俎上に上がることもめっきり少なくなっていた。

 7月7日の七夕が『涼宮ハルヒの憂鬱』の作中で大きな意味を持つことから、毎年7月7日には、公式サイトが趣向を凝らした仕掛けを行っているのだが、興味を示す人も年々減少し、今年も一応「何かしらやると思います」という公式からのコメントが出たのだが、「もういいよ」「期待してないです」と、その反応はごくごく冷めたものであった。

 そんな冷え冷えの雰囲気の中行われる「涼宮ハルヒの獄音」。ここで第3期、あるいは劇場版制作! といった大逆転ニュースが発表されるとうれしいのだが、現状の原作ライトノベルの最新刊『涼宮ハルヒの驚愕』が発行されたのは11年6月と、もう丸5年も前で、しかもその後、特に音沙汰がない。主人公2人もいないようだし、できるだけ期待はしないほうがいいかもしれない。

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