日本では微妙だったのに中国では大人気!? 『霊剣山』に続く日中共同企画『一人之下』が7月より放送開始!

1606_hitori.jpgTVアニメ『一人之下 the outcast』公式サイロより。

 中国×日本によるアニメブランド「HAOLINERS」が、今年1~3月にAT-X、TOKYO MXほかにて放送されたTVアニメ『霊剣山 星屑たちの宴』に続く第2弾企画として、『一人之下 the outcast』を7月より放送することを発表した。

『一人之下 the outcast』は、中国で3億PVを超える超人気Webマンガが原作で、原作は中国のネット企業テンセント、制作は日本という『霊剣山 星屑たちの宴』と同じような布陣。助監督:戸田和裕、森満男、総作画監督、キャラクターデザイン:きりぽんた、制作:パンダニウム×NAMU Animationといったスタッフ陣(※NAMU Animationは韓国のアニメ制作スタジオ)。

 キャスト陣は張楚嵐:田丸篤志、張楚嵐(幼少期):飯田友子、徐宝宝:早見沙織、徐三:野島健児、徐四:立花慎之介、猿:山口勝平ほかと、若手からベテランまでが顔を揃える豪華布陣となっている。

 日中共同企画ということで注目を集めた『霊剣山 星屑たちの宴』だが、ニコニコ動画で今でも無料で視聴できる第1話の視聴回数は14万回程度、公式Twitterのフォロワー数も約3,200人程度と、中国での大人気を考えれば日本で成功したとはとてもいえない。なのにアニメ第2期制作決定、さらに第2弾企画も始動と企画自体は絶好調だ。

 というのも、昨年5月に日本で公開、6月には中国で公開された『STAND BY ME ドラえもん』の中国での興行収入が約86億円で日本国内の興行収入を上回る、というインパクトの強いニュースもあったが、ここ数年で、日本で制作されたアニメが“爆買い”されてネット上で配信されたり、中国から日本へのアニメ制作オファーが増えているという。

 昨年12月の韓国経済新聞の記事によれば、中国内では4,600社ほどのアニメ関連企業が展開しており、年間製作本数は日本を抜いて世界1位になっているという。パクリ、低クオリティーといったイメージも強いが、中には日本やアメリカで制作された作品と見間違うような高クオリティな作品も多くなってきたが、元々幼児向け作品が多かったことや、大量制作を謳うことからしてクオリティは玉石混交なため、日本への制作オファーが増えたり、『霊剣山 星屑たちの宴』や、『一人之下 the outcast』のような共同企画が目立つようになっているのだとか。

『霊剣山 星屑たちの宴』は中国では人気となっていたようで、アニメ放送前に6億5,000万PVとなっていた Webマンガは、アニメ公式Twitterによると6月9日の時点で中国での原作コミックビュアー数が10億5,000万を突破したのとのこと。これなら日本国内での反応が多少微妙でも第2期シリーズも制作するだろうし、新企画が動き出すのも納得できるというもの。

TVアニメ「霊剣山 星屑たちの宴」 第1巻 [DVD]

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文化が違うんだな、と思うこともしばしば

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