“東方不敗”がプリキュアに参戦!? みらい、一休さんばりに“とんち”駆使!【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1606_19.jpg朝日放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより

『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。6月12日放送の第19話「探検&冒険!魔法のとびらのナゾ!」は、“失踪”した魔法学校の校長をみらいとリコが探しに行くというエピソード。

 ここ2週間は3人目のプリキュア、後期主題歌などうれしいニュースが続いたが、今週はキュアミラクル/朝日奈みらい役の“りえりー”こと高橋李依に心配な出来事が。彼女が所属する3人組声優ユニット「イヤホンズ」の13日付公式サイトで、「左膝の腸脛靭帯炎」で全治1~2カ月と発表されたのだ。しかも、今月18日には「イヤホンズ一周年記念LIVE 東京声優朝焼物語」に出演予定……って、あれは萌咲いちご(声:長久友紀)だったけどTVアニメ『それが声優!』最終回でのライブそのままの展開になってきたような。幸い怪我した箇所以外問題ないそうだが、本人のメッセージからは無念さが伝わってくるだけに、早い全快を祈りたいところ。

 さて、今回は前話のガメッツ撃破直後からのようで、舞台は引き続き魔法界。ガメッツ戦で見せたはーちゃんの謎の力に興味を持ったみらいだが、はーちゃんからは「わかんない」と言われ、解明されずじまい。この現象を魔法学校の校長に話を尋ねようとするが、こちらも不在。すると教員たちはここぞとばかり「1人で抱え込むタイプ」で「急にいなくなるときがある」と語る。ダンブルドアといい、校長とは急にいなくなるのがデフォなのか……。

 校長を探すため、補習仲間とリコの姉・リズから聞いた学校の七不思議をヒントに、学校を支える樹の頂上にあるという開かずの扉の調査へ。その樹の途中に「これ以上登ってはいけない」という立て札があり、リコは日和って止めようとしたものの、みらいは「登っちゃダメなら飛べばいいのよ」と、一休さんばりの“とんち”を駆使! 結果、樹からの攻撃や巨大毛虫の妨害もありつつ問題の扉にたどり着く。

 一方、敵方は大きく動いた。以前からドクロクシーに疑心を抱いていたバッティ(声:遊佐浩二)が、視聴者も聞きたかった“腹心のヤモーが作り話しているのでは?”疑惑について問い詰めると、ついにドクロクシーがしゃべりだした……するとその声は、なんか東方は赤く燃えている! というセリフが似合いそうな渋い声。って中の人が秋元羊介さんといえば、『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗マスターアジアじゃないですか! とりあえず、ドクロクシーの生声を聞いて迷いがなくなったのか、バッティはガメッツ、スパルダとの3身合体を果たし、空を翔べるサファイア変身のプリキュアに挑む。

 その戦闘は、バッティが本気ガメッツのスピードとスパルダの能力であろう蜘蛛の糸を駆使して押しまくる。そこに再びはーちゃんが謎の力を発揮し、隙ができたところにプリキュアの必殺技と一気に形勢逆転! バッティまでついに退場か……と思われたが、「聖闘士星矢」っぽい吹っ飛び方をして、からくも消滅は免れた。

 今回は『Go!プリンセスプリキュア』でキャラクターデザイン、総作画監督を務めた中谷友紀子氏所属のスタジオガッツによるグロス請け。同社の作画監督・藤崎真吾氏のプリキュア初参戦回となったようで、とにかくキャラが可愛かったり、バッティがえらく格好いいカットが見受けられた。前話のレビューで「えらい絵のタッチが変わっている印象」と論じたが、どうやら杞憂で、いい感じで気合が充実していたものになったようだ。

 なお、同日はみらいの誕生日で提供クレジットとエンドカードでお祝いもあり愛を感じるものだった。いよいよ次回は校長の謎に迫りそうなだけに目が離せそうにない感じだ。
 (文/ティエリア88)

それが声優!【それが声優!盤】

それが声優!【それが声優!盤】

そういや、『それが声優!』にもほっちゃん出ていましたね

“東方不敗”がプリキュアに参戦!? みらい、一休さんばりに“とんち”駆使!【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!