『ムーム』日本初上映で元ピクサー・堤大介監督トーク 「経験豊富で確実にできる人より、できるかわからないけどやりたい人が成長する」

1606_moom14.jpg『ムーム』キービジュアル

『ムーム』は持ち主と物の間に生じる思い出の話。ロバート・コンドウと語り合う中で、「ロバートが曾祖母を亡くした話をしたんですが、彼は幼すぎてわからなかったけど、明らかに自分の大事な存在が失われたことはわかっていたそうです」と、『ムーム』のテーマから喪失感、「失ったことに対してどう向き合うか」であることを見い出したという。

「ロバートの『失ったもの大きさに気づけなかったことが傷なんじゃないのか』と思って制作を決めました」。その提案を川村にしたところ、川村は映画プロデューサーの立場から「映画化する時に映画を作る人のものにならなきゃいけない」と、受け入れたのだとか。「そのお陰で僕らはパーソナルなものとして『ムーム』と向き合えました」(堤監督)

『ムーム』のアートディレクターには、『ダム・キーパー』の制作に参加した長砂賀洋を抜擢。「成長というキーワードが大事なんで、ここまでやれる長砂くんがうれしかったですね」(堤監督)。そしてCGスタジオはクラフターとマーザ・アニメーション・プラネット。「日本で90%くらいやれた。日本で日本のCGクリエイターと一緒にやることが実現したので凄くうれしく思います」と締めくくった。
(取材・文/真狩祐志)

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