大物たちの連れション、高嶋の怪演、相変わらずなパパ幸に、高木渉4カ月ぶりの復活! 『真田丸』第23話「攻略」ざっくりレビュー!!

1606_sanada23.jpg『真田丸』公式サイトより。

 絶体絶命の窮地を迎えた北条氏政(高嶋政伸)の怪演がどんどんスゴイことになってきていている。あと少しでお別れと思うととても寂しいし、もっと見たい! と思わせられるが、ついに始まった豊臣家の国内最後の大戦・北条攻め。小山田茂誠を演じる声優・高木渉が久しぶりの出演となったほか、真田昌幸(草刈正雄)と信幸(大泉洋)が合流、さらには上杉勢も登場と見どころ満載だった『真田丸』(NHK総合)第23話「攻略」をざっくりとレビューする。

 23話は、20万を超える大軍で小田原城を包囲する豊臣秀吉(小日向文世)。だが、絶体絶命の状況にも関わらず北条氏政は降伏を拒否する。真田家は北条家の支城攻略に向かうが、忍城を攻めあぐねる。上杉も加わった軍議の場であせる石田三成(山本耕史)は水攻めを提案する。一方、秀吉に付き添う信繁(堺雅人)は徳川家康(内野聖陽)と大谷吉継(片岡愛之助)に呼び出され、北条へ改めて降伏を勧める使者となる。だが、未だ抵抗を続ける北条家では、降伏の使者に対して敵意を漲らせており、信繁はピンチを迎えるのだが――といったストーリーが展開された。視聴率は18.9%と前回よりやや上げ。

 長期戦に備え、茶々を呼び出すなど、秀吉本陣はリラックスモード。さまざまな軍記ものや歴史小説で有名な1シーン「秀吉と家康の連れション」も、信繁を巻き込みつつここで実現。まず家康が信繁と連れション、その後秀吉と家康が連れションとなるが、家康はもう済ましているので小便が出ない。これを秀吉は、持ち出した「徳川家、関東へ移封」に驚いたためと思う……歴史好き・歴史小説好きが期待するシーンやセリフ、史実のエピソードを、うまいこと『真田丸』の展開に落とし込みながら、一線は越えないでドラマを進めるあたり、三谷幸喜が歴史好きである、というのが生きているなとしみじみと思う。そして、これが『花燃ゆ』にはなかったな、ともしみじみ思う。

 続いて久しぶりにコウ・シブサワの3D地図が活躍。忍城を真田、そして石田三成が攻める展開を迎えると、ネット上では『のぼうの城』ネタを絡めたつぶやき・書き込みが盛況に。念のため解説しておくと、和田竜の小説が原作の『のぼうの城』は、犬童一心と樋口真嗣の共同監督によって映画化、2012年に公開された忍城に篭城した成田長親や甲斐姫を描いた物語だ。

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