“乳首解禁”で話題の『ゆらぎ荘の幽奈さん』、今週は顔面に……!? 「手塚賞」に9年ぶりの入選作品が出た「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

160613jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年28号の表紙を巻頭カラーは、TVアニメ第3期の放送が10月に控える『ハイキュー!!』。物語が新展開に突入し、ファンの熱量も上がっている。来月20日発売の新増刊「ジャンプGIGA」では、“あまり接点がないキャラ”シリーズの着せ替えコミックスカバーが付いてくるとのこと。このシリーズは、作者・古舘春一氏が『ハイキュー!!』公式Twitter(@haikyu_com)でたびたびアップしているイラスト。物語上ではあまり関わらないキャラの絡みが見られると好評だ。

 今号は先週の予告とおり『ONE PIECE』が休載。また、『ワールドトリガー』も作者・葦原大介氏の急病により休載されることに。葦原氏はこれまでにも体調面の理由でたびたび休載を繰り返してきただけに、読者からも心配の声が上がっている。次号には連載が再開されるとのことなので、復帰を待ちたい。

 そんな今号の掲載順位は、『ハイキュー!!』以下、『僕のヒーローアカデミア』『銀魂』、センターカラーの『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』、『鬼滅の刃』『左門くんはサモナー』……と続く。「エロい」と評判の『ゆらぎ荘の幽奈さん』も単行本1巻発売記念でセンターカラーを飾っている。同作だが、「ジャンプ」編集部のTwitter(@jump_henshubu)によると「コミックス大重版」がかかったそうだ。コミックス化に伴い、“乳首が解禁”され話題となった本作だが、今週はなんとおっぱいぽろりだけでなく、顔面騎乗(!?)もアリと濃厚な内容。今後も少年たちを悦ばせる内容に期待するしかない。

 今週の「ジャンプ」で注目したいのは、第91回「手塚賞」で9年ぶりの入選作品が出たというニュース。ギャグマンガ部門の「赤塚賞」と合わせて年2回行われている「手塚賞」だが、実は2007年の第73回以降、入選者はゼロ。デビュー当時、奇才とも言われた『ワールドトリガー』の葦原氏でさえ準入選(第75回)にとどまっていた。そんな中、今号発表された選考結果で20歳の坂東直が『Real haunted HOUSE』で9年ぶりに入選。講評では課題も多いものの、キャラや物語の見せ場、作者の熱量が評価されていた。

 久しぶりの入選作品もあり、佳作4本も20代の若い作家が受賞することになるなど、今後の「ジャンプ」に期待がかかる今回の「手塚賞」だが、総評や審査員のコメントを見ると、候補作は完成度の高い力作揃いだったものの、「作品の傾向に偏りがある」(手塚プロダクション)、「ありがちな作品が多かった」(鳥山明)といった指摘も相次ぐことに。合わせて発表された「赤塚賞」でも、良作が多かったものの「目新しさに欠けるものが多かった」という厳しめの評価。やはり、天下の「ジャンプ」でデビューを飾るのは相当難しいということを表した選考結果となっている。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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