「新垣結衣が良かったなぁ~」(切実) 女性陣が出ないとやっぱり面白い!? 父・兄にも見どころ豊富、当り回だった『真田丸』第22話「裁定」ざっくりレビュー!

1606_sanada22.jpg『真田丸』公式サイトより。

 リーガルな沼田城を巡って、ハイテンションな裁判劇! 弁舌で交わす戦に真田信繁(堺雅人)は勝てるのか!? ということで、これまでのシリーズを通しても屈指の面白さであった『真田丸』(NHK総合)第22話「裁定」。視聴率は16.6%と、第1~2話以来の高視聴率になるだろうと勝手に興奮していた身からすると、やや奮わなかった印象だが、ネット上のファンの反応を見ると、やっぱり大好評のようであるし、本放送+BSでは毎回安定して20%を超えているようだ。

 さて、「裁定」はというと、北条氏政(高嶋政伸)の沼田城明け渡し要求を断固拒否する真田家。北条を上洛させたい秀吉(小日向文世)を判事役に、原告・北条、被告・真田の戦国裁判劇の幕が上がる。信繁は真田の代表として弁舌と胆力の限り北条に勝負を挑む。徳川方の証人・本多正信(近藤正臣)も加わり、一瞬の隙も許されない大論戦が展開。結局論戦は優位に進めたものの、戦を避けたい石田三成(山本耕史)の思惑もあって、沼田城は明け渡すことになったものの、パパ幸こと真田昌幸(草刈正雄)の機転で名胡桃城をモノにした真田家であった――といったストーリーが展開された。

 タヌキとタヌキの真っ黒な裁判、ではなく裁定に視聴者は大盛り上がり。密室劇だと、やはり三谷幸喜の掛け合いが抜群にノリノリで、緊張感も程よくみなぎっていて、前話から期待していたファンを裏切らない出来となった。

 なおネット上では、『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の古美門による「長澤まさみのほうが良かったなぁ~!」というセリフを逆手にとって、「新垣結衣のほうが良かったなぁ~(『リーガル・ハイ』が再現できるので)」といった声が上がっていたが、古美門弁護士とは違い、真摯に一生懸命話す信繁はさわやかで好感度が高い。段々、年相応(設定ではまだ20歳ちょっと)に見えてきた……ような気もする。

 さまざまな見どころが短い時間の中に凝縮されていた裁定シーン。これまで真っ黒だった徳川家の謀臣・本多正信が信繁をアシストするのは意外だったし、論戦相手だった板部岡江雪斎(山西惇)の覚悟が決まった様子も見応えあるものだった。何より驚かされたのは豊臣秀次(新納慎也)が思いのほか、賢かったところ。明快な裁定は気持ちよかったが、秀次の株が上がれば上がるほど、後の展開が気になってくる。

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