『ちびまる子ちゃん』第1055話　2代目お姉ちゃん＆『OUR HOUSE』登場、たまねぎがツンデレと話題満載！

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『ちびまる子ちゃん』公式サイトより。

　今月5日に放送された『ちびまる子ちゃん』（フジテレビ系）第1055話。この放送では現在放送中のドラマ『OUR HOUSE』（フジテレビ系）より、シャーロット・ケイト・フォックスが同作のアリス役のままアニメキャラになって登場したり、逝去した水谷優子さんに代わってお姉ちゃん（さくらさきこ）役を務める豊嶋真千子がデビューしたり、玉ねぎ男・永沢がツンデレだったりと見どころが目白押しだった。

　まずこの日最初に放送されたのは『静岡の国のアリス!?』の巻。この回ではいきなりまる子が“クズまる子”っぷりを発揮し、「おじいちゃん、今日年金もらったって言ってたよね？」と友蔵にせがんで、2人でデパートに行くことに。これには開幕早々「クズすぎるwww」「年金の支給日を知ってる孫…」「年金パラサイト」とツッコミの嵐が。さらにデパートに着くと早々に松坂牛を指さし「お母さん、これも買ってきてって言ってたよ（嘘）」と言って友蔵に6,000円の肉を買わせていた。

　お昼休憩をしようとレストランに来た2人は、シャーロット・ケイト・フォックス演じるアリスに出会う。アリスにカタコトの日本語で「デリシャスなメニューはどれ？」と質問されると、とまどいながらも「うな重とおでん」という日本人もびっくりな食べ合わせを教え、とても感謝されたのだった。

　一件落着し、まる子と友蔵は昼ごはんを食べ終わり買い物の続きをしようとしたところ、アリスと荷物が入れ替わってしまったことに気がつく。そこでデパート内を捜索することになったのだが、途中でまる子と友蔵ははぐれてしまった。まる子は迷子センターに行きコールをしてもらうと、なんとそこにアリスが登場。家の子供の名前が「桜子と桃子（『OUR HOUSE』で芦田愛菜と松田芹香が演じている）」で「さくらももこ」って名前が似ていたからほっとけないと思って、という謎の理由で駆けつけたのだ。そうしてアリスはさらに「光太郎に新太郎に奏太に」と、『OUR HOUSE』の話をねじ込んで低視聴率ドラマの宣伝を続けたが、『OUR HOUSE』は12日放送の第9話で最終回を迎えるようだ。

　また、この回で他にも話題になったのは豊嶋演じる“さきこ”の声初披露。一部では「違和感ない」といったニワカたちの声も上がっているようだが、ファンが多い人気キャラ・さきこなだけに「違和感ありまくりじゃん」「ちょっと声が老けすぎ」「小学生の声じゃねえ」と厳しい意見も並んでいる。しかし、満場一致で「笑い声は似ている」とのこと。今後、豊嶋なりの新しいさきこ像を作って、水谷さんが作ったさきこ人気を是非守ってほしい。

　そして後編は『転校生は人気者？』の巻。この回ではちやほやされる転校生気分を味わいたいと、まる子やたまちゃん、クラスの美少女枠である笹山・城ケ崎、ブ少女枠である冬田・みぎわが「転校生ごっこ」をして遊んでいた。そんな中、クラスで一番背が高いのに気は小さい卑怯者の藤木が「僕、転校するかもしれない」と言い出す。落ち込む藤木だが「良かったな、お前が卑怯だって知ってるやついないところにいけて（内藤）」「言葉は悪いけど内藤の言う通りだよ。生まれ変われるチャンスじゃん（まる子）」と、クラス総出で純粋無垢な集中砲火。その後、転校先で藤木が人気者になれるようにと「転校生ごっこ」に藤木を入れて自己紹介の練習をさせることに。

　必死に練習をする藤木を見て永沢は「くだらない、僕は帰るよ」と席を立つ。しかし、城ケ崎に「藤木に友達ができなくていいの？」「お手本見せてあげれば？」と言われると、“ツン”から“デレ”に変わり藤木のためにお手本を。自己紹介なんて普通でいいという永沢は「初めまして永沢君男です。僕は特に取り柄も無いし、家が火事になったくらい運の悪い男です。でもこんな僕でよかったら友達になってください」とある意味普通の自己紹介をした。

　この日の帰り道、藤木は「さっきはありがとう」「転校しても永沢君とはずっと友達でいたいな」と永沢に語りかけると、永沢は「君のことだからどうせ友達なんてできないことだろうし」「手紙くらいは書いてやるよ」とお手本のようなツンデレをかました。

　近年視聴率は落ち気味だが、クオリティ面での評価は意外と高い『ちびまる子ちゃん』。安定した良回を連発し、再び勢いを回復してほしいものだ。