“セーラーマケマケ”が登場!? 『美少女戦士セーラームーン』の新展開を最新の天文学から占ってみると……?

1606_sm_03.jpgセーラーヴィーナスは金星がモチーフ。

 そして惑星の中でも、地球と内部が似ているといわれているのが、「金星」だという。地球と同じ構造になっているらしい。「昔は大気も地球と似ていたと考えられているのですが、今はすっかり変わってしまい、大気は二酸化炭素で、硫酸の雨が降ります。太陽からの距離も地球と金星は近いのですが、どうしてこんなに違いが出ているのかはまだよくわかっていません」と松本氏は話す。なお、金星の地表温度はおおよそ400度もあるため、雨が降っても地表に落ちるまでに気体になってしまうそうだ。

1606_sm_04.jpg火星の衛星は実は……

 その中で、元ネタが分かりやすかったのが「火星」。セーラーマーズこと火野レイが飼っている2匹のカラスの名前は、火星が持つ2つの衛星フォボスとダイモスに由来する。しかし、この2つの衛星は、将来的には火星に落ちるという。

■セーラージュピターの必殺技がトロピカルな理由

1606_sm_05.jpgまこちゃんも木星も大きめ。

「これ、デカイですよね。まこちゃん(木野まこと)もデカイですが、ほかの惑星よりかなり大きいと思います」と小林氏が話すのは「木星」だ。セーラージュピターは、松本氏が好きなキャラクターだそうで、そのモチーフとなった木星の説明には、心無しか力が入っていた。

 松本氏によれば、「木星の特徴なのですが、木星にはまるで台風のような渦があります。大赤斑というもので、300年以上、形を維持しています。で、セーラージュピターの必殺技が、ジュピター・ココナッツ・サイクロンなど、けっこうトロピカルな感じがすると思うのですが、そういうのが関係しているのかなと、思いながら観ていました」ということだ。

1606_sm_06.jpgセーラーサターンは土星がモチーフ。

 土星については、小林氏が「土星は環が一番印象的ですが、環は何故あるのでしょうか?」と質問。写真ではのっぺりとしている環だが、粒子が集まったもので、土星ができた時の残りかすが周りを回って、このような形になっているそうだ。また、土星に近づいた彗星や小天体が土星の重力でバラバラになり、それが環のあたりにたくさん残っているという別の説もあるようだ。なお、土星は60個以上の衛星を持っており、その中のひとつであるエンケラドゥスには液体の水、有機物、エネルギーという生命が存在する上で必要な三大要素が存在しており、地球以外で生命が存在する可能性がある天体とされているらしい。

1606_sm_07.jpg冥王星。

 そして、地球からかなり離れている「冥王星」。冥王星があるあたりは、天体には氷成分が多いそうだ。地球から遠いわりに写真が鮮明なのは、探査機「ニューホライズンズ」が2015年に撮影した“撮れたてほやほや”の写真だからだという。

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