やっぱり早見沙織が3人目！　リコがHUNTER×HUNTERネテロ会長化回!?【まほプリ（ほぼ）全話レビュー】

• ツイート
• 

『魔法つかいプリキュア！』公式サイトより。

『魔法つかいプリキュア！』（以下『まほプリ』／テレビ朝日系）をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ（ほぼ）全話レビュー】。5月29日放送の第17話「水晶さんおしえて！おばあちゃんの思い出の人」は、魔法があることを信じているみらいのおばあちゃん・結希かの子が魔法使いなのか、そうではないのかという謎に迫るエピソード。

　といったところで、この原稿を作成している最中、プリキュア3人目がはーちゃんの成長しきり花海ことは（声：早見沙織）となって7月3日からの第22話から登場という公式情報が飛び込んできた！　OPではーちゃんの謎シルエットや、OPラスト部分が妙に尺余りのような気がしていたので“完全版”になるのか、ワクワクもんだぁ！　という気分で30代のアニメ好きおっさんも正座して待ちたいところ。

　リコが最新掃除機に振り回されているポンコツぶりから始まるアバン。掃除を続けていると、かの子の中学生時代とおぼしき写真が出てきて、かの子はこの時代に会った不思議な男性が忘れられないと話し、2人は捜索をスタート。にしても、制服姿のかの子はカワイイのものの、どうやったら孫のみらいは金髪になるのか……これもなんかの伏線か？

　魔法の水晶／キャシー（声：新井里美）の協力を得て、その尋ね人を映し出そうと試みる2人。この時、魔法学校のマントを羽織るのだが、フードがネコ耳になっているというのは、何度見てもデザイナーの趣味としか思えない……いいぞ、もっとやれ。占いを始めたところ、魔法学校の校長が割り込み通信し、ドクロクシーの正体に何か心当たりがあるような意味深なセリフをつぶやいたり、自身が魔法を使うことを禁じている設定を明かすなど、さらなる謎を提示するシーンも。

　捜索のため街に繰り出したみらいとリコだったが、それっぽい爺さんに近くのせんべい屋の店を尋ねられ、魔法のホウキに乗って探索。そんなことをするとまた、魔法使いがいることを疑っているクラスメイト・勝木かなに“きょうノルマ”とばかり目撃されるのでは？　と、思いきや彼女は出てこない……どうしちゃったんだ勝木さん！　こっちの心配をよそに、リコがせんべい屋を見つけるため、腕は逆ながら『HUNTER×HUNTER』でネテロ会長がピトーを観察するときにやってたようなポーズをとり、飲みかけたコーヒーを吹き出してしまった。

　結局、かの子は一度、魔法学校の校長がナシマホウカイに遊びに来ていた時にホウキで空を飛んでいたに出会っただけというオチでとくに、なにごともなく“魔法使いかも”伏線を終息させた。

　今回の敵は中田譲治演じるガメッツ。ドクロクシーのメッセンジャーであるヤモーに疑心を抱くバッティとは対照的に、ガメッツは主君への忠義ぶりを見せ、せんべいと花を合体させたヨクバールを生み出し、プリキュアに戦いを挑む。なりゆきでガーネットをゲットしたプリキュアたちはトリッキースタイルなトパーズに変身……って、ガメッツ戦はトパーズがやたらと多いような……。戦闘中、はーちゃんがガーネットを落とし、ガメッツがそれを拾ったことから「次の戦いを楽しみにしているぞ。そのことをオボエテーロ」と、うまい具合に言い残しその場を後にする。

　予告ではガメッツがガッツリ戦っているような描写があり退場フラグがビンビン。いよいよ、言峰綺礼（声：中田譲治）の八極拳……じゃなかったガメッツの“忍術”がプリキュアにどこまで迫るのか楽しみになってきた。ちなみに、前回退場した小林ゆう演じるスパルダの声つきの回想もあったが、エンドクレジットにその名前はなく、スパルダさんなんていなかったんやとボヤいてしまった。
（文／ティエリア88）