『サザエさん』第2353話レビュー! 「タラオがオヤジづら」「波平のツンデレ」「究極のメタ発言」でお送りします

1605_sazaesanrevue.jpg『サザエさん』公式サイトより。

 5月29日に放送された『サザエさん』(フジテレビ系)第2353話の視聴率は、先週の7.7%から14.0%に大幅に上昇!(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)

 その前の『ちびまる子ちゃん』の影響もあったかと思うが(記事参照)、磯野家が大車輪の活躍を見せ、反響も大きかったエピソードとなったようなので、放送の内容をファンの声と共に紹介していこう。

 まず、この日最初に放送されたのは『小さなカミナリさま』。絵本で「カミナリさま」の話を読み聞かせてもらったタラオは、自身もカミナリさまになりたいと言いだし、磯野家のカミナリさまこと波平の真似をしだす。タラオはカツオの部屋に押しかけ「いいと言うまで座ってなさい」と命令、カツオはきっと波平の指示なんだろうと大人しく従い、なんと部屋で1時間も正座を続けた。もちろん、しこれは波平の指示ではなく、タラオの独断でやったもの。そして当のタラオはというとお昼寝タイム。ネット界の嫌われ者の悪童・タラオは今週も当たり前のように「叔父を1時間座らせる甥の屑」「タラオ擁護派の俺でもこれは無理」「タラオまじかお前」と猛バッシングを受けるのだった。

 ほかにも、タラオはカツオに対して高圧的に出て、「僕の目を見て障子に答えるんじゃ」と問い詰める。しかしワカメから「正直にでしょ」と指摘されると、「笑っちゃダメです!」と逆切れしたり、カツオが「カミナリさま」の絵本を勝手に誰かに貸したことに怒るも、それが早川さんだと分かると「早川さんならいいです」と、エロ幼児っぷりも発揮。なお、最近やけに早川さんの登場数が多いことや、あまり可愛くないのに美人扱いされていることに疑問を抱いている人が多いようで、「謎の早川推し」「ゴリ川さんキタ―」「ヒロインの風格だな」「カオリちゃんどうしたんだ?」との声が回を重ねるごとに強まっている。

 2エピソード目は『母さん留守です』。この回では友達の家に遊びにでかけたフネを、ひたすら波平がお留守番をしながら待ち続けるというもの。磯野家は波平以外みんな出かけており、「誰もおらんと何をする気にもならんなぁ」と波平は暇を持て余す。昼になるとフネ以外の家族が帰ってきたものの、昼食後にはまたワカメとタラオ以外みな出かけてしまう。波平はワカメとタラオとともに遊ぶも途中で寝てしまい、フネの夢まで見る。これにはもちろん、「恋しすぎて幻覚まで見出したか」「フネのこと好きすぎだろ」との突っ込みが入った。

 おやつの時間になり、サザエとカツオも帰宅。そこで「もう留守番はいいから」と波平は散歩を勧められる。しかし、その時に玄関に誰かが入ってきた音が聞こえると波平は「やめておこう」と断る。だが、それがフネでないと分かると結局波平は散歩に出かけるのだった。散歩の途中波平はフネを発見すると、驚かそうと角に隠れて待機、しかし間違えて別の人を驚かせてしまい、交番に連れていかれてしまう。一連の波平の行動には「可愛すぎかよ波平のツンデレ」「波平とフネの愛って深いな」「波平とフネの関係がすごくうらやましい」と、先ほどのタラオ回と違い、温かい声が多く上がった。また「母さん留守というタイトルで、波平が暫く留守になってしまうという秀逸なオチ」と鋭い読みをする人も。

 最後の話は『磯野家の日曜日』。この話では磯野家のいる街に引っ越してきた親子が、行く先々で、マスオ&タラオ、サザエ&ワカメ、波平&カツオ、フネといった磯野家の面々に会う。そして最後には磯野家が1人1本のサラダ油を買いに家族そろってスーパーに来ているのを見て、「あの人たち家族だったのか」となるものだった。この回ではバドミントンのシャトルがサザエのあの特徴的な髪の毛に刺さったり、カツオが「毎日が日曜日だったらいいのに」と究極のメタ発言をして、「お前はいつも日曜じゃねえか!」とツッコみを誘ってみせたりと、ファンやウォッチャーにはたまらない1話であった。

 ここ最近は裏番組の『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)に視聴率で負け続けて、2015年に王座を奪われて以来、今年も残念ながら巻き返せそうにない『サザエさん』。それでも、いつかの復活を祈って応援と観察を続けてみたい。

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