次回は古美間研介と『古畑』がまさかのコラボも、完結編は劇場で!?『真田丸』ざっくりレビュー

1605_sanada21.jpg『真田丸』公式サイトより。

 九州は平定、待望の嫡男・お捨が誕生。残る敵対勢力は関東の北条氏と奥羽のみ……といよいよ天下統一に王手をかけた豊臣秀吉(小日向文世)。北条氏政(高嶋政伸)に上洛、傘下へ下れと迫る。秀吉に臣従すべきと、徳川家康(内野聖陽)が進めるも氏政はうなずかず、逆に真田氏が治める沼田城をよこせと、条件をつきつける。自分の領地を頭越しに交渉の道具にされ、激怒する真田昌幸(草刈正雄)。真田信繁(堺雅人)は激怒する父と秀吉の板ばさみとなり、苦悩するのであった――というのが29日放送の『真田丸』(NHK系総合)第21話「戦端」のあらすじ。ちなみに視聴率は16.8%とやや下げ。

 相変わらず、戦でもないのにギスギスしすぎで妙な緊張感がある大坂城。恒例となりつつある寧(鈴木京香)と阿茶局(斉藤由貴)、茶々(竹内結子)との女3人の探りあいみたいな会話は相変わらず怖いし、お捨のためだったら何でもしてしまいそうな秀吉も怖い。

 それだけに、『真田丸』では気が弱くて仕事はあまりできないけど、気のいい人物として描かれている豊臣秀次(新納慎也)が、どんな最後を迎えるのかと思うと、割とガチで気が滅入ってくる。今までのいろいろな創作物では「殺生関白」と呼ばれたり、とんでもなくアホだったり、人の気持ちを全く汲むことができない人物としてよく描かれていたので、酷い目にあっても相殺されるようなイメージだったけど、今回の秀次は何だか妙にきり(長澤まさみ)とも絡んでいるし……。

 また久しぶりに登場した氏政・高嶋政伸の存在感はすごかったが、秀吉に臣従しながらも野心満載の家康がどんどん大物&タヌキ化してきて、真田家にとってのラスボスに相応しいキャラクターになってきたようにも感じる。一方で本田忠勝(藤岡弘、)は今週もお茶目で親バカで可愛らしさ満載だったが。

 来週は公式サイトによると“沼田城を巡って、秀吉を判事役として、原告・北条、被告・真田の戦国裁判劇の幕が上がる。信繁は真田の代表として弁舌と胆力の限り北条に勝負を挑む”とのこと。『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の古美間研介と『古畑任三郎』(フジテレビ系)による、まさかのコラボがなぜかNHKで炸裂するというドラマファン垂涎の三谷幸喜・脚本の真骨頂が拝める展開となりそうだ。

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信繁が急に毒舌になったりしたら最高なんだけどなぁ

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