小林ゆう“画伯”退場! あの“レジェンド”がついに登板で伝統芸魅せる【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1605_mahopri16.jpgABC放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより。

『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。5月22日放送の第16話「久しぶりっ!補習メイトがやってきた!」は、魔法学校でともに補習を受けた仲間たちが再登場! しかし、“退場者”も現れ、30代のアニメ好きおっさんとしても「友だちってなあ、いいもんだ……特に……生死をともにした友だちってのは……」と、エリア88のボリス風に感傷に浸りたくなってしまった。

 会いに行くと約束したからというお手軽な理由でエミリー、ケイ、ジュンの3人娘+魔法商店街の服屋の“おかま”フランソワがみらいの家に押しかける。とりあえず吉岡麻耶演じるケイが一番最初にしゃべったし、ガルパンのアンチョビの“中の人”ということで思わず「ドゥーチェ!」コールで反応してしまう。

 フランソワによると頻繁にナシマホウカイに服の生地の買い出しに来ているそうで、実は魔法界の人間もナシマホウカイに溶け込んで暮らしており、有名タレントやアーティストもいるのだとか。一方、2年生に無事進級した3人娘の魔法の成長を目の当たりにし、自分が取り残されたと感じ不安になるリコ。そこで、3人娘に向かって自動車やカーナビを見たことがあるとさりげなくドヤ顔で張り合ってしまうあたり、やはりリコはポンコツ可愛い。

 街を歩いていた彼女たちは、津成木第一中学校のクラスメイト・長瀬まゆみと、魔法つかいがいるのでは? と感じはじめている勝木かなとばったり出会い、“本日のノルマ”を達成しつつ一瞬で打ち解け一緒にショッピングモールでプリクラ撮影。できあがったプリクラでは、勝木がみらいの後方、エミリーとケイの間に謎の飛翔体が写っていることへ“おわかりいただけただろうか”と、言わんばかりの主張も。まあ、その正体は、はーちゃんが写ってブレてただけだったのだが。

 友だちとの1日を満喫したみらいとリコを、真後ろから“画伯”小林ゆう演じる敵・スパルダが襲撃。スパルダは、前回15話で伝説の本「リンクルスマホン」からはーちゃんが出てきたことをドクロクシーに報告しており、そちらを優先で奪えとの厳命が下っていた。これまでにない変身演出も挟みつつ、より強い力を手に入れるためにスパルダ自身がヘリコプターと合体……って、お前は真・女神転生のカオスヒーローか! サファイアで変身したプリキュアに、はーちゃん演出まで加わった必殺技「プリキュア・サファイア・スマーティッシュ」を受けるスパルダ。意地で少しだけ抗い、幹部らしさを見せつけつつ、プリキュア2人さえ気づいていないはーちゃんが後ろにいることに気づき「馬鹿な、奴が……」と、言いながら散っていった。ヤムチャしやがって……。

 ちなみに、今回はプリキュア界の生きるレジェンド・青山充氏がついにまほプリにも参戦し、伝統の1人作画&作監で魅せる。脚本もシリーズ構成の村山功氏が担当しているだけに、ドクロクシーが使うのは強大な闇の力ということや、ヤモーがドクロクシーを操っている疑惑を払拭するようなシーン、はーちゃんの謎の力の描写など、物語の核心に近いものが提示されたのではないだろうか。

 激闘後、リコにフランソワがなぜか「立派になったわ!」と言いながら、突然謎の意味深ハグ! 顔を赤らめるリコにまた萌えるのだが、これおっさんが現実で同じことやったら一発OUTな事案でんがな。やはりこんなことが許されるのは「※(おかまも含む)イケメンに限る」ということなのか……。
 (文/ティエリア88)

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