──限られたスペースで、仲間たちと共同生活をするというシチュエーションに憧れもあったりするのでしょうか?
林 何かの目的のために思春期の男女で一緒に生活するのって、人類すべてのあこがれだと思うんです。
打越 確かにそうですね。
林 あと僕、高校が男子校だったので女子との甘い共同生活に憧れます。「ちょっと男子~」って言われたい(笑)。
打越 『漂流教室』(楳図かずお作のマンガ)とか理想ですよね。教室そのものが転移しちゃうというのは、最高に面白いシチュエーションだと思いますでも、これもすでにやられちゃってるから、さわれないですよね。
──『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』も閉鎖空間が舞台になるそうですが。
打越 核シェルターなんですけど、そんなに広くもないと思います。ただ部屋はいっぱいあります。『Ever17』のLeMU(レミュウ)に近いかもしれませんね。
林 ところで脱出ゲームのギミックはどうやって生まれてくるんですか?
打越 『9時間9人9の扉』(09/スパイク)から続くこのシリーズは、基本的に物語として重要なアイテムがまず登場するんです。「それは絶対に出してください」と脱出ゲームを考える専門のスタッフの方に発注しています。今回は『鈴木爆発』(00/エニックス)などを手掛けられた四井浩一さんと、もう一人、脱出ゲームアプリなどを作られている佐々木佑理さんという女性の方に考えてもらいました。例えばある部屋を見せて、「この状況の部屋の謎解いたら、最終的にこの状態にしてください」という風に発注しています。
■ちょっぴり気が早い!?気になる次回作のアイデアとは……
──気が早いかもしれませんが、『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』の次なるタイトルについては、何か考えてらっしゃいますか?
打越 僕はまだ企画段階ですね。林さんは今後のタイトルとして発表できるものは何かありますか?
林 まだ詳しくは言えないんですが、『プラスティック・メモリーズ』をゲーム化します。アニメ以上にアイラとの恋人生活をクローズアップした内容になっています。
『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』発売記念 打越鋼太郎『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』×林直孝『STEINS;GATE』 極限対談「アドベンチャーゲーム」編のページです。おたぽるは、PCゲーム、ゲーム、スマホゲーム、スパイク・チュンソフト、インタビュー、ANONYMOUSCODE、ZERO ESCAPE 刻のジレンマ、テルマー湯、プラスティック・メモリーズ、打越鋼太郎、林直孝、STEINSGATEの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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