中国メディア「日本は近親相姦で萌えて倫理観に欠けている」と論ずるも日本はダメージゼロ!! 平安時代から続く“お兄ちゃん”萌え文化で「そうです。我々は変態民族です」

1605_chinahentai.jpg「Searchina」より。

 今月15日、中国メディア・騰訊が「なぜ日本の2次元文化では『近親相姦』が多いのか」というタイトルで、日本のエロ文化を分析した記事を公開。記事内では、日本では「兄&妹」や「姉&弟」といったカップリングが特に好まれるとし、「萌え」という言葉を使うことで、倫理や道徳から平気で外れた行為をしていると、批判している。

 これに対してネット上の日本人の反応はというと、「はいそうです。日本人は変態民族です」「お兄ちゃん好き好きは平安時代からあるからしょうがないね」「今ごろ気付いたのか」と開き直りまくり。兄妹の恋愛といえば、洋の東西を問わず大昔から取りざたされるテーマだし、「よりによって中国に道徳とか倫理とか言われたくない」という反発もあるにはあるのだが、開き直り、なぜか誇らしげに胸を張る声が多いようだ。

 そもそも時代をさかのぼれば、我々日本人は平安時代から変態だった。それを示すのに平安時代の物語『篁物語(たかむらものがたり)』がある。こちらの第1部では、主人公の篁と異母妹の恋愛模様が書かれており、この2人は歌を詠み合うなどイチャイチャしまくった挙句、兄・篁の夜這い成功などによって関係を結び妹が妊娠する。しかし、それが原因で親の怒りを買い、2人は離れ離れとなり妹は死んでしまうのだ。

 また、1984年に発売された日本初といわれるアダルトOVA『くりいむレモン』の第1作『くりいむレモンパート1 媚・妹・Baby』も兄妹ものであった。こちらの兄妹は血のつながっていない義理の関係なのだが、ヒロインで主人公の野々村亜美は、“お兄ちゃん”の野々村ヒロシに夢中で、ほかの女の子からヒロシ宛のラブレターを渡されるとびりびりに破ったり、腕を組んで下校をしようとしたり、ヒロシを思いながら“1P”したりする。やがてヒロシもその気になり、2人は“2P”をするも、その関係が母にバレると、ヒロシは海外留学を命じられ離れ離れになるという、ほぼほぼ『篁物語』と似た展開が。そしてこのアニメは海外にも輸出されると大きな話題となり「Hentai Anime」の称号を得た。さらに、後に実写作品も制作されるなどかなりの人気を誇っていた。

 最近でも、アダルトゲーム界では近親相姦はメジャーなジャンルであるし、「お兄ちゃん」という言葉で萌えるといった展開はもはや市民権を得ていて、ゴールデンタイムのテレビでもそんな場面が放送されることはざらにある。3月に公開された、ポッカサッポロフード&ビバレッジの激辛スープ「辛王」のPR映像では、声優の芹澤優が辛いスープを「お兄ちゃん」だと思って食べるという、制作者の性癖丸出しの演技をさせられていたことも記憶に新しい(記事参照)。

 結局のところ、日本人は昔からのテーマを、その時代毎にアレンジして何百年もずっと「お兄ちゃん」物語を楽しんできた“変態”なのだ。それに深い理由などはない。この先の未来もこの文化は引き継がれ、日本人のDNAが地球に存在する限り、「お兄ちゃん」物語も消滅することはないだろう。

くりいむレモン スペシャルエディション [DVD]

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伝説のアニメの実写版。特に成人向けとかではないです

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