「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

新連載『たくあんとバツの日常閻魔帳』にファンが微妙な反応……『ONE PIECE』休載に加え、『H×H』に休載の危機が!?

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1605_jumpreview24.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 5月16日に発売になった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年24号。今週の表紙はジャンプ本誌での読み切りを経て、連載開始となった『たくあんとバツの日常閻魔帳』。なんでもない日常を愛する男子学生の“たくあん”こと九十九多九郎と、地獄の閻魔大王の娘・バツが人間界にはびこるモノノケを退治していくという怪奇コメディ。初回ということで、とりあえず読んでみようという人も多かったようだが、まずその画力に「どうなの、この絵」「いくらおもしろくても、この絵柄じゃ長続きしないでしょ」「この画力は進撃を超えてるな」と、厳しい意見が。とはいえサービスシーンも多いし、お話自体はテンポよいので、これからに期待。

 センターカラーには『ものの歩』&『火ノ丸相撲』と、日本の伝統文化マンガが揃って登場。『ものの歩』では、信歩の師匠が裏社会を生きてきた元・賭け将棋屋の小鳥遊阿門に決定。さらに作者の池沢春人による「電王戦」ルポマンガも掲載された。人間とコンピュータによる将棋対決が取り上げられており、「実際将棋見たことないけど、コンピューターとの対決は興味あるな」「ニコ生で見れるなら見てみたい!」と、将棋ファン以外からも意外な注目を集めている。

 一方、『火ノ丸相撲』では鬼丸VS童子切戦が、ついにクライマックスに突入。鬼丸の攻めを封じて、必殺六ツ胴斬を披露した童子切。火ノ丸の敗北が濃厚となるなかでの次号決着に、「目の前に土があるって、もう負け決定じゃん」「鬼丸に勝って欲しいけど、ここから勝つって無理あるよなぁ」「団体戦だから、今回は負けても大丈夫でしょ」と、鬼丸を応援しつつも、負け戦であることに確信を持っている人が多いようだ。

 さらにバトルといえば、連載再開から4話目となった『HUNTER×HUNTER』。2つの能力を自在にあやつる団長・クロロの攻撃にボコボコにされるヒソカの興奮が頂点に。クロロの死角からの攻撃をきっかけに、ヒソカの「ズキュウウウウン」発動! 1発、2発、3発と、容赦ない冷徹な攻撃を浴びせるクロロに対して、死角から1発お見舞いしたヒソカを見て「ボコボコにされてるけど、これはヒソカの変態プレイ」「団長負けフラグじゃん、終わったなぁ」「攻撃方法が難し過ぎてよくわかんないけど、クロロ負けは確定だな」と、こちらの方は読者の意見はヒソカ勝利に傾いているようだ。

 また、ある意味物語の展開以上に注目を集めている作者の冨樫先生の巻末コメント。今週は「10段階の10の痛みの時は一晩中1cmたりとも体を動かせない」と、またもや腰痛に関するコメントで、ファンから「今の痛みはどのぐらいなんだ、まさか10じゃないよな」「そんなに体調悪いなら、いっそ隔週掲載にしたらどうだ」といった不安と懇願の声が上がっている。

 鬼になった妹を救うために鬼退治を行う少年・炭治郎が主人公の『鬼滅の刃』はついにドベ枠から逃げ切ったようで、「鬼滅おもしろくなってきた」「一時は打ち切り臭がすごかったけど、持ち直したね」と評価も上々。対して、最終回に向けてラストスパートをかけている『ニセコイ』には「まだ終わらないのか」「なんでだろう、最近の話は読んでるとイラつく」「ニセコイ読む人ってまだいるの?」と愛想を尽かされ気味。

 今週は『ONE PIECE』が休載ということで、「冨樫先生が帰ってきたから、最近尾田先生のお休みが目立つ」「やっぱワンピースないと締まらないな」「ルフィ見ないと、なんのためにジャンプ買ったのか分かんない」という悲しみの声が多い。来週は『ONE PIECE』の再開、そして打ち切り臭漂う『たくあんとバツの日常閻魔帳』の挽回に期待したいところだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

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