アプリゲーム情報【アプリメント】

「アプリに一番最適かも」「これはいい選択」7年連続減収の任天堂が人気タイトル続々スマホアプリ化で再び頂点へ!!

2016.05.09

――日夜膨大な量がリリースされるアプリゲーム関連情報。注目情報から世間の反応までを概観します。(週2回更新予定)

■『ファイアーエンブレム』『どうぶつの森』

『Nintendo of America』公式アカウント(@NintendoAmerica)より。

 4月27日、任天堂から同社の代表作であり人気作の『ファイアーエンブレム』(開発元はインテリジェントシステムズ)と『どうぶつの森』が、スマホアプリとして秋頃にリリースすると発表された。内容など詳細はまだ発表されていないが、ネット上では「とうとう本腰入れてきたな!」「任天堂が天下を取る日も近いか…」「これからどうなるか楽しみだな」と期待の声が上がっている。

 1889年の創業当初はゲームではなく花札を製造しており、その後も簡易複写機や光線銃などおもちゃの製造などをしていた任天堂。しかし1975年に任天堂初となるビデオゲーム「EVRレース」を発売し一躍話題に。同ゲームは勝ち馬を予想する競馬もので、大人を筆頭に人気に火がつき「映像化された馬が走ってるぞ、おい!」「新時代の幕開けだ」と世の中を驚愕させ、大人気を博した。

 その2年後には三菱と共同で家庭用ビデオゲームを発売。80年には携帯型ゲーム機で、現在も『大乱闘スマッシュブラザーズ』でキャラクターとして活躍するMr.ゲーム&ウォッチが登場する『ゲーム&ウォッチ』を発売し、「手に持ってゲームができる…」「こんなに小さいゲーム機で遊べるなんて…」と世間のゲームファンを大いに喜ばせた。常にゲーム業界の第一線に立ち、新しいものを創造して世間を驚かせてきた任天堂。だが、今月の27日に同社が発表した決算は意外なものだった。

 2016年3月期連結決算の売上高は、前期比8.2パーセント減の5,044億円。天下の任天堂がまさかの7年連続減収という結果に。これには任天堂を愛してやまないファンから「どうしちゃったんだよ、任天堂」「もう打つ手はないのか…」「子供の頃お世話になった任天堂が、また花開く姿がみたい!」と心配する声が多数寄せられた。

 しかし、今年3月にリリースされた任天堂初のスマホアプリ『Miitomo』は、リリースから約1カ月で全世界1,000万ユーザーを突破。その勢いに乗って発表された、今回の『ファイアーエンブレム』と『どうぶつの森』のスマホアプリ化。『どうぶつの森』は動物がたくさん住む世界で、村を散策したり自分の部屋の模様替えをしたりと、ほのぼのとした世界観が売りのゲームだが「アプリに一番最適かも」「これはいい選択をしたな」と大好評。また西洋文明の中世を下地にしたファンタジーRPGで戦士同士を戦わせる『ファイアーエンブレム』には「今のアプリも進化してるから映像で魅せてくれそう」と早くも期待の声が上がっている。

 だが一方で「リアルマネーで村作りか」「どうせ家具がガチャなんだろ?」「移植とかで手を打とうと考えてるんじゃないよな」と、「課金」や「移植」の不安を口にするファンも多い。

 代表取締役の君島達己氏は「従来とはまた違った遊びができるゲームを売り出さなければ、ファンから飽きられてしまう」とゲームに対して熱い思いを語っていたこともある。『ファイアーエンブレム』と『どうぶつの森』で従来とは違うスマホアプリの遊び方を開発し、任天堂が再び頂点に返り咲くのか、それともスマホアプリの課金で売上を回復するのか、今後の展開を見守りたい。

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