池袋にジャングル大帝・レオ&ライヤのモニュメント出現!! 豊島区が新旧アニメ・マンガの聖地化に本気出してきた…

1604_toshimaku.jpg「『マンガの聖地としま!』モニュメント第一弾!」より。

 東京都・豊島区は、4月16日に西武池袋線東長崎駅改札前に『ジャングル大帝』のレオとライヤのプラスティック製の像を設置。「東長崎駅にジャングル大帝レオ現る!」「マンガカルチャーのすべてが池袋で楽しめるな」と、池袋周辺がどんどんマンガ・アニメの聖地になっていくことに喜びの声があがっているようだ。

 藤子不二雄Aの名作『まんが道』をはじめとする、数々の名作でも知られる、マンガ家の梁山泊・トキワ荘(東京都・豊島区南長崎)。まず昭和28年に手塚治虫がトキワ荘へ入居したところから、彼を慕い、寺田ヒロオ、藤子不二雄、石ノ森章太郎に赤塚不二夫と、後のマンガ界を牽引する、とんでもない巨匠たちが集まったことで伝説となったアパートだ。トキワ荘はすでに解体され、跡地に立てられたモニュメントだけになってしまっているが、マンガの聖地として今も多くのファンが訪れる。

 今回は、そのトキワ荘跡地を中心に東京都豊島区が展開する“南長崎マンガランド”事業の第一弾として、東長崎駅の「ジャングル大帝」のモニュメント、そして同じ日に南長崎スポーツ公園にも寺田ヒロオ『背番号0』のゼロくんを紹介するパネル型のモニュメントも登場した。これには、オタク文化に厳しい池袋民も「ケモナーにも満足度高い」と高評価。豊島区はこれまでも、マンガの原点・トキワ荘に加えて、アニメイトを中心とした池袋・乙女ロード一帯を中心に、豊島区をマンガ・アニメの聖地にすべく様々な働きかけをおこなってきた。

 今回のモニュメントの設置も「駅降りたらいきなりレオ…異次元感!!!」と大好評。東長崎駅を一歩降りた瞬間から、日本マンガ界の元祖たちが住んでいた町の雰囲気を感じることが出来る。

 トキワ荘跡地周辺には、ファンたちの憩いの場「豊島区トキワ荘通りお休み処」や、記念碑「トキワ荘のヒーローたち」、トキワ荘の住人たちが通った「鶴の湯」跡など、ゆかりの施設が多数点在している。個人的なオススメは、『まんが道』にも登場するラーメン屋「松葉」。カウンターの上にはトキワ荘のメンバーを中心にサインがずらり。中には『キン肉マン』の“ゆでたまご”や『アニメ『おじゃる丸』の大地丙太郎監督など、トキワ荘を慕い、「松葉」を訪れた有名クリエーターのサインまでもを眺めることができるのだ。「もしかしたら、オレは石ノ森と同じ席に座ってるのかもしれん…」「サインを見るだけでこんなに楽しいラーメン屋があっただろうか、いやなかった」とファンにはよだれ物。サインを眺めながら、トキワ荘メンバー酒盛り用「チューダー」を呑むのも乙なものである。

 豊島区の面白いところは、そんなトキワ荘周辺から池袋駅を挟んで反対側に、アニメイトを中心としたオタク女子に大人気のスポット・乙女ロードがあるところ。乙女ロードは女性向けのマンガ・アニメ専門店やカフェが密集するエリアのこと。専門店・アニメイト本店もあり、サンシャイン60でもイベントがよく開催されるため、休日ともなれば、限定商品を求めて何百人もの女子が列を作ることも珍しくない。

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多くのケモナーを生んだ罪は重くて偉大

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