魔法(物理)が通じない“ベイマックス”!? キャラが可愛い回だったワケを考察【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1604_pre12.jpg『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより。

 今週から突如スタートする、『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。毎年、48話前後でタイトルが終了するプリキュアシリーズ。24日の第12話「満天の星空とみらいの思い出」の放送を迎えた『まほプリ』もいよいよ4分の1ほどが放送されたことになる。

 体は大人、心は中二病をこじらせた30代アニメ好きおっさんライターの経験上、そろそろルーティーン化して、ダレてくるのが心配になりそうな話数。しかし、細かい部分で初めてお披露目されるものもあり、まだまだ真新しい発見は多いようで……。

 まずは、冒頭のアバン。リコが「私、ナシマホウカイでも全力で頑張ります!」と言い出し、いきなり嫌な予感しかしないフラグをビンビンに立ててからスタート。案の定、本編パートが始まるとリコが速攻でフラグを回収してしまう。学校の授業や遊びに全力を出したがゆえに空回りで、周囲からも浮いてしまうというポンコツぶりを露呈してしまう。行き詰まるリコを、モフルンやはーちゃん、みらいが天性の明るさで引っ張り回し、リコが自分に足りないものに気づいて、どこか雰囲気が優しくなり、守りたいこの笑顔、といいたくなるような成長を遂げる。

 今回の敵は声優界の“画伯”こと小林ゆうが声を当てるスパルダ。ヨクバールは雲と看板が合体してミシュランのビバンダムやベイマックスのような姿に。“魔法(物理)”も貫通して通じない……かのように見えたが、見方を変えるという説明で、“魔法(物理)”が通じるようになるというツッコミどころもありつつ、ルビースタイルに変身して撃破。リンクルストーン・タンザナイトもなぜか降ってきてゲットする。

 しかし、その直後、第11話から登場した津成木第一中学校の同級生・勝木かなが、みらいとリコが魔法で空を飛ぶ姿を再び目撃してしまう。これは今後の展開に絡んできそうな様子。ちなみに、かなの声は同じニチアサの『特捜戦隊デカレンジャー』の“ウメコ”ことデカピンク/胡堂小梅役を演じている、菊地美香が当てているというのも興味深いところだ。

 また、みらいの家での夕食時、リコの私服を着た姿が12話にして初お披露目。この回はキャラクターの可愛い感じがよく出ている作画が多く見受けられたが、それもそのはず、作画監督は『Go!プリンセスプリキュア』のキャラクターデザイン・総作画監督をはじめ、現在公開中の『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』のオリジナルキャラクターデザインも手掛ける中谷友紀子が担当していた。うーむ、まさに納得といったところだろう。 

 予告にはリコの姉・リズもチラリと映り込み、まさにワクワクもんだぁ! という気分で今週一週間も戦えそうだ。
(文/ティエリア88)

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お約束と新しいこと、バランスがよい感じです『まほプリ』

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