萌えパッケージの先駆者・西又葵が年下声優と結婚!! 判子絵師の描いた伝説的『ラブライブ！』イラストとは!?

編集部

2016.04.27

『西又葵』オフィシャルブログより。

　今月23日、イラストレーターの西又葵と声優の三宅淳一が結婚したことがわかった。西又38歳、三宅36歳、5月5日には東京ディスニーランドのシンデレラ城で挙式を行うとのことだ。これには「すごくお似合いだと思う」「おめでとう誰も損しないニュース」「お幸せに」「これは良い感じの明るいニュース」と祝福の声が多く寄せられている。

　西又は中学生の頃から同人作家として活動、その一方で「霧嶋優」という名前でコスプレイヤーとして活動していた経験もあり、コスプレ写真集『Pretties』（コミックキングダム、ミントクラブ）の表紙を飾ったこともある。1998年には自身の初の漫画『West Again』（アカネコミックス）を描きあげ、2000年にはPC向けアダルト恋愛アドベンチャーゲーム『Bless 〜close your eyes, open your mind.〜』（BasiL）で原画家としての活動も開始した。

　そして西又の出世作となったのが、02年に発売されたPC向けアダルト恋愛アドベンチャーゲーム『それは舞い散る桜のように』（BasiL）だ。今作でも西又は原画を担当しゲームは大ヒット、この成功により西又らBasiLのスタッフが独立し、美少女ゲームブランドNavelを立ち上げた。2004年にはNavelの処女作であるPlayStation2／PC向けアダルト恋愛アドベンチャーゲーム『SHUFFLE！』が大ヒットし、ドラマCD、アニメ、漫画、小説と幅広くメディア展開されていった。

　さらに2008年には「JAうご」からの依頼で、高品質米「あきたこまち」のパッケージイラストを手がけた。これが大きな反響を呼びマスコミなどに取り上げられた結果、たった2カ月ほどで3,300件もの注文が殺到、特に発売開始すぐは1日で1,200件もの注文がきて発送業務が追いつかないため、一時は注文受付を停止するまでの騒ぎとなった。そしてこれをきっかけに全国で萌えキャラを使った町おこしが頻繁に行われるように。このため西又は萌えパッケージの先駆者として、一般にも名前が知られるようになった。

　こうして超売れっ子イラストレーターとなった西又だが、実は絵が“判子絵”であるという指摘も多い。判子絵とは顔は同じだが、服装や髪形を変えるだけで別人としているようなものを指し、西又の判子絵っぷりはネット上では「判子絵師四天王」「精密機械のようなコピー能力」「職人技」「変わらないすばらしさ」と弄られている面も。

　13年には『ラブライブ！』メンバーの絵を描いたのだが、元の判子絵具合にさらに西又の判子絵要素が加わったそのイラストは「やばい！さすがすぎる！」「描き分けをしない描き分け」「相変わらずの西又クオリティ」「1％ほどあった個性も全て消えてしまった」「西又とラブライブの相性よすぎだろ！」とある意味絶賛の声が上がった。

　このように、自身の才能を存分に発揮し、数々の仕事をこなしてきた西又がついに結婚。西又は今回の結婚の経緯を、6月24日発売のウエディング・フォト＆エッセイBOOK『西又葵が男性声優との結婚を決めた理由』の中に記しているとのことなので、気になる人は要チェックだ。相手の三宅淳一は年下のイケメン男性なので、全国の女性からしたらなんとも夢のある話。これからの西又の活躍にはますます期待できそうだ。