――日夜膨大な量がリリースされるアプリゲーム関連情報。注目情報から世間の反応までを概観します。(週2回更新予定)
■『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』
AXEL Game Entertainmentが15日より、スマートフォン向けRPGゲーム『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』(以下、『ワクサガ』)の配信をGooglePlay/AppStoreで開始した。豪華スタッフ陣が集結した大作RPGは、サービス開始から4日間で40万ダウンロードを突破し、ユーザーからも「すげえ面白いわこれ」「何気なく始めたワクサガにこんなハマると思わんかった」「仕事早く切り上げたから、ワクサガのリセマラしよ」と高評価を得ている。
『ワクサガ』はジャンルを“時を思考する対戦RPG”とうたっているほどの心理戦――互いの行動を読み合って戦略を組み立てるゲーム。時間を可視化した[タイムライン]のマスに、ユニットを設置して闘う「タイムマネジメントバトルシステム」が同作の最大とも言える特徴で、[タイムライン]上に設定されているマス効果や敵の状況を考慮してユニットのコマンドを決定するなど、高い思慮が試され、これまでの「先手を取れば有利!」という戦闘の定石が通じない、一味違う新感覚の戦闘を楽しむことができる。
そして1人で遊べるクエスト以外にも、1対1のバトルが楽しめる[闘技場]や、仲間と協力してプレイできる[共闘]にも対応、クエストとは異なる「譲り合い」「奪い合い」「駆け引き」を存分に味わえ、他者のプレイヤーとの心理戦は盛り上がること必至。これにはさっそく「早指し将棋みたいで好き」「頭の疲労が心地いいぜ」「脳筋ユーザーを蹴散らせる爽快感よ!」と絶賛の声が寄せられている。
また、声優には4月より山寺宏一のあとを引き継いで『おはスタ』(テレビ東京系)の新MCとなった花江夏樹に加え、堀江由衣、日高里菜、増田俊樹、斉藤壮馬など豪華なメンバーが起用され、BGM制作・監修に『ロマンシング サ・ガシリーズ』(スクウェア・エニックス)『聖剣伝説シリーズ』(スクウェア・エニックス)『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)の“イトケン”こと伊藤賢治、メインビジュアルには『討鬼伝シリーズ』(コーエーテクモゲームス)『アトリエ黄昏の錬金術士シリーズ』(ガスト)のイラストレーター・左と盤石の布陣だ。
と、ここまではまさに完璧のゲームといった内容だったのだが、「価格:基本プレイ無料+一部アイテム課金制」という“スマゲーあるある”が、『ワクサガ』の評判を下げている一面も。
現在『ワクサガ』では検索関連ワードに「リセマラ」が上がるほど、リセマラ(リセットマラソンの略)がしきりに行われている。『ワクサガ』はほかのスマホゲー同様に“ガチャゲー”の要素があり、レアキャラを引き当てるには、何度もガチャを回さなければならない。しかし、レア召喚ガチャは一回につき25個の「トキノクリスタル」を消費し、「トキノクリスタル」を購入するとなると6個120円、つまり一回のレアガチャを回すのに500円かかる計算となる。
そこで、どうにか無課金で行いたいユーザーはリセマラをする。というのも『ワクサガ』では初期段階で100個の「トキノクリスタル」を持っており、4回のレアガチャができるので、ここでレアキャラを引き当てればそのままプレイを続け、引けなければデータを消去し一からやり直すものが続出しているのだ。こんなことから「現在リセマラ11週目に突入」「よーし今日はワクサガのリセマラ祭りじゃー」「リセマラ終了。いやー長かった」なんて、肝心のゲームそのものを楽しんでいなそうな人もいる。
もちろんこのようなことは『ワクサガ』に限ったことではなく「最近のアプリではガチャ1回500円って普通じゃね?」「リセマラがある意味生きがい」と納得しているものも多いので、一概にガチャゲーが悪とは言えない。しかし、せっかく面白い内容なのにスマゲーがこうしてリセマラありきの、初心者にとっかかりにくいゲームとなっていることは残念。また、冒頭でとりあげた驚異的なDL数もリセマラで水増しされた数に思えてしまう……。
「早指し将棋みたい」超戦略型の心理戦闘ゲーム『ワールドクロスサーガ』配信開始!! 大好評もリセマラ続出……のページです。おたぽるは、ゲーム、スマホゲーム、RPG、堀江由衣、伊藤賢治、山寺宏一、花江夏樹、アプリメント、日高里菜、増田俊樹、斉藤壮馬、ワールドクロスサーガの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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