『甲鉄城のカバネリ』『坂本ですが?』、ダークホース『ふらいんぐうぃっち』!……今春は大豊作! 2016年春アニメ人気30作品ざっくりレビュー!!(後半戦)

・4月7日
『甲鉄城のカバネリ』
宣伝量はすごいが、アニメオリジナル作とあって、有名原作のアニメ化作品よりも、放送前の期待度ランキングでは、やや下位に甘んじていた『甲鉄城のカバネリ』。第1話は、不死の怪物・カバネから身を守るため、主人公の少年・生駒は独自に開発したツヌラキ筒を手に、カバネに立ち向かうといったストーリー。ハード目なストーリーテリングに、よい感じに和を組み込んだスチームパンクな世界観、流されるタイプではなくちゃんと目的を持って戦う主人公――。

『進撃の巨人』に『スチームボーイ』を混ぜた感じかな、と想像していてごめんなさい。和風スチームパンク×ゾンビといった感じで、『進撃』っぽさはほとんど感じなかったし、1話目のみで限るなら、今クールでトップクラスに楽しめたし、続きに期待できる作品だったと思う。あと、御年56歳のベテラン・美樹本晴彦がキャラクター原案を手がけているが、懐かしいとか古臭いといった印象を受け取ることもなかった。一周まわって新鮮で、ヒロインたちも皆可愛い。彼女たちの活躍がもっと見たい。Twitterフォロワー数:約33,000

『あんハピ♪』
何かと不幸な女子高生5人が、担任の先生の提案で“しあわせ”になるべく高校生活を送ることに、という『あんハピ♪』。不幸といっても、原作マンガは芳文社の「まんがタイムきららフォワード」(作:琴慈)連載中とあって、ガチで過酷な運命を背負っているわけではなく、運が悪いという程度で、決してシリアスにならない。“不憫系女子高生励まし萌え作品”とでもいうべき原作のティストを、監督・大沼心が楽しくポップに再現している。顔みせの比重が大きい第1話からコメディも畳み掛けてくるし、OPは電波すれすれながら、一応可愛く楽しいという範疇に収まっているし、何かこう「スタッフわかってるな」感のある、安心して楽しめる一作。Twitterフォロワー数:約13,000

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』
MMORPG好きな高校生・西村英騎。彼はゲーム内のギルド仲間の1人・アコから告白され、成り行きで彼女とゲームの中で結婚する。さらにギルド仲間でオフ会が開かれることに。ゲーム内で好きになった女性キャラが、実は男性プレイヤーが操作する“ネカマ”だったという悲惨な過去を持つ英騎は、しぶしぶオフ会に参加したのだが、そこにいたのは、美少女・玉置亜子だった……! ネットと現実をゴッチャにしてしまっている残念美少女に振り回される、愉快な日常&ラブコメ。気持ちを楽に、頭を空っぽにして楽しめる一作だ。成人向けでも活躍する萌え絵師・Hisasiの絵柄も、まあまあ再現されているし、アニメ開幕からいきなりオッパイのアップだったことは特に高く評価したい。Twitterフォロワー数:約20,000

『坂本ですが?』
斬新(?)なギャグマンガとして、マンガ好きから評価は高かったが、連載が終了してからどうしてアニメ化するんだろう、と思ったスタイリッシュ高校生ギャグアニメ。またマンガ独特のテンポが、アニメ化になったとき寒いものにならないといいけど……と思っていたのだが、『銀魂』シリーズでも知られる高松信司監督だけあって、『男子高校生の日常』を彷彿とさせるよくわからん会話シーンをブッ込んできたり、OPもCOOL極まりないし、何より緑川光ボイスがイケボすぎる。高松監督の一連のギャグ作品が好きな人は、すごくハマることができそう。あと、キャラクターデザインが中嶋敦子だけあって、止め画が素晴らしく綺麗。Twitterフォロワー数:約39,000

ふらいんぐうぃっち Vol.1 [Blu-ray]

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1話目のみとはいえ、30本も見たの久しぶりで、疲れた

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