第10回TOHOシネマズ学生映画祭、ショートアニメ部門は全作品に贈賞 奥田誠治「ここにいる人たちが映像を担えば未来が明るくなる」

 4月10日、TOHOシネマズ日本橋にて、第10回TOHOシネマズ学生映画祭が開催。「学生による学生のための映画祭」を掲げ、2007年から始まった当映画祭が10回目の節目を迎えた。

1604_toho10th1.jpg記念撮影@第10回TOHOシネマズ学生映画祭

 募集カテゴリーはここ数年、ショートフィルム部門、ショートアニメーション部門、CM部門で定着している。今回のショートフィルム部門は、高校生が制作した『トイレハザード~一緒に食べよ~』(酒井日花)にグランプリが授与された。

 ショートアニメーション部門はグランプリが『あたしだけをみて』(見里朝希)、準グランプリが『Postman』(村尾治紀)という結果になった。各部門ノミネート作品のうち、それぞれ2作品が贈賞の対象となっているが、今回は同部門の『ボーイメットガール』(木村拓)にも、審査員特別賞が与えられた。また第3回から設けられたロボット賞は『愛をこめて』(水谷汐里)と、同部門はノミネート全作品が受賞に至った。


審査員特別賞『ボーイメットガール』(木村拓)

 授賞式では、ショートアニメーション部門で審査員を務めた中谷敏夫(日本テレビコンテンツ事業部 専門副部長兼プロデューサー)は「本当にレベルが高い。ビックリしました」と感嘆。それから「アニメのありようが変わってきているなと思っている」と、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』や『おそ松さん』を例に挙げ、「何が当たるのか分からない時代になってきている中で、大衆にウケるものが出てきてる辺りがこの頃のアニメシーンだと思います」とコメント。


ロボット賞『愛をこめて』(水谷汐里)

 中谷は続けて「今回、審査員特別賞となった『ここさけ(心が叫びたがってるんだ。)』みたいな作品(『ボーイメットガール』)とか、ロボット賞のジブリっぽい作品(『愛をこめて』)とか、それからCG(『Postman』)もコマ撮り(『あたしだけをみて』)もあって、プロ顔負けというか、そのまま活躍されてもいい作品もあったと思います」と、受賞作品の多様さに触れた。「あとはシナリオとかコンセプトの部分だと思いますので、これを機にですね、いつの日か私どもと仕事が出来る日を楽しみにしています」と締めくくった。

劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm 初回生産特装版Blu-ray Disc

劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm 初回生産特装版Blu-ray Disc

こういう場で、取り上げられるのはうれしいかも

第10回TOHOシネマズ学生映画祭、ショートアニメ部門は全作品に贈賞 奥田誠治「ここにいる人たちが映像を担えば未来が明るくなる」のページです。おたぽるは、映画その他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!