『刀剣乱舞』級の大ヒット作誕生の予感!?  芝村裕吏が原作・原案の高速道路のSAの擬人化プロジェクトが何だか凄そう!

1604_gensou.jpg『幻想交流』公式サイトより。左からオカザキさん、トヨタさん、ナガシノさん、ハママツさん、スルガさん、ヌマヅさん

 ドワンゴのモバイル事業本部と、中日本高速道路株式会社(以下NEXCO中日本)で構成されるIP製作委員会「NEFCO(ネフコ)」が、共同製作プロジェクトの作品『幻想交流』公式サイト上で、今年2月13日に開通した、新東名高速道路のサービスエリア(以下、「SA」)をモチーフとしたキャラクターのビジュアルを公開。戦艦からお城まで、ありとあらゆるものが擬人化される昨今だが、今度は高速道路のSAの擬人化プロジェクトが始動した。

 今回、公開されたキャラクターたちを手がけたのは、岸田メル、なかじまゆか、いとうのいぢ、春夏冬ゆう(KEI、渡辺明夫らのキャラクターも今後登場予定)といった豪華すぎる描き手たち。その完成度の高さから注目を集めているが、一方で一部ネット上からは、「さすがに擬人化バブルが過ぎるのでは?」「絵は可愛いけど、どのキャラがどのSA?」「なんでもかんでも擬人化、美少女化、イケメン化すればいいっていう風潮、なんとかならんか」といった反発の声もあがっている。

 気持ちはたしかにわかる。ただ可愛い、カッコいいイラストを描いてもらって、ポスターやグッズをちょっと作れば、それでオタクは金出すんだろ? という意識が透けて見える擬人化企画も、世の中にはたしかにあるんだが、この『幻想交流』はなかなか作りこまれていて楽しそうなので、少し紹介してみたい。

『幻想交流』は、新東名高速道路をアピールするためのプロジェクト。大人気ブラウザゲーム『刀剣乱舞』の脚本・監修なども手掛ける芝村裕吏が原作・原案を務めている。サイト内では、週2回ペースで芝村氏によるweb小説が連載中(8日現在、第13話まで掲載)と、この時点で“可愛い2次元の女の子がいればいいんでしょ”的な、やっつけ擬人化プロジェクトとは一線を画す、力の入れ具合であることがわかるだろう。

 肝心のweb小説は、新東名高速道路近辺の観光案内といった類のものではなく、“現実世界と合わせ鏡のように対となる異世界を、フィクションとリアリティの入り混じった物語として幻想的な世界観の中で描く”という、読みながらニヤニヤできるキャラクターたちの可愛らしさもありつつ、不思議な読み応えのあるファンタジー。『刀剣乱舞』というよりは、芝村が手がけたかつての名作ゲーム、『幻世虚構・精霊機導弾』や『高機動幻想ガンパレード・マーチ』などの肌触りに近いだろうか。

マージナル・オペレーション(5) (アフタヌーンコミックス)

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コミック版もおもしろい。ただ、アニメ化は難しいだろうなぁ、という内容

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