読者を萌え殺すことを考えているとしか思えない「月刊コミックキューン」(メディアファクトリー)から、またまたキュンキュンしてしまう作品が登場しました。
三月『わたしの友達が世界一かわいい』が、それです。もうね、カバーイラストからして、ぷにぷにした可愛さ全開ではありませんか。
ああ、こんなぷにぷにした女のコに、なんで俺は出会えないんだろうと現実を悲しく思いつつ、思わず表紙をペロペロ舐めてしまいそうですね。まあ、舐めるなら太ももからです。
さて、物語の狂言回しは、表紙のぷに子の影に隠れてる黒髪の女のコ、生徒会長の西園寺小春です。誰もが畏怖する生徒会長といえば聞こえはよいですが、自分で「孤高の虎」とか言ってる、ちょっと厨二病入ってる女のコでもあります。その相方になる、まりあは、木から落ちたところを小春に助けられてから、懐きまくりです。小春のことを「こはるん」と読んで、お弁当の時間から体育の授業まで、ずうっとべったりしてきます。
このまりあも、厨二病とは別のベクトルでヤバいです。なにせ、小春のためにつくってきた弁当は、あらゆる食材を駆使して、うさぎさんを描いたものなんですから。「可愛すぎて食べづらい」と言い、いざ箸をつけたら頭を崩してしまい嘆く小春にはキュンキュンします。でも、気に入った相手だからといって、ここまで凝った弁当をつくちゃうまりあは、ちょっと怖い。いえいえ、端から見れば完全に友情を超えた何かになってるのに、実は、単にゆるふわ天然(時々ヤンデレ)なだけのまりあにも、キュンキュンしちゃうんです。
そんなキャラ立ちした2人ですが、物語は「ド」が十回くらいつきそうなくらい定番です。
夏になれば海に行き水着回がありますし、冬になれば風邪をひいてお見舞い回があります。
生徒会は、優秀だけどちょっとアレなメンバーばっかりです。
幾度も使われた定番な流ればっかりなのに、妙にキュンキュンが止まらない。その理由は、作者の描く女のコが、エロスを一切感じさせないのに、抱きしめたくなるくらい可愛いという、独特の魅力を放っているからです。
いったい作者は、どんな人物なのだろうと公式サイトやpixivを見てみましたが、なんだこれはと萌え殺されそうな可愛さに満ちています。おまけに作者の自己紹介が「漫画とイラストを描きながら、毎日楽しく暮らしてます。子供と動物とおっぱいが大好き」という。
なんでしょう。作者は汚れなど一切ない可愛さにあふれた別の星からやってきた人なんでしょうか?
エロスを一切感じさせない、神々しいまでの可愛さに満ちた絵柄。マンガよりも、もっと作者のカラーイラストを見てみたい。そんな気分になりました。
(文=大居候)
三月『わたしの友達が世界一かわいい』むしゃぶりつきたくなるほど神々しい可愛さ! のページです。おたぽるは、漫画、マンガ&ラノベ、作品レビュー、メディアファクトリー、わたしの友達が世界一かわいい、三月、月刊コミックキューンの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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