話題の「N高」入学式に行ってみた！ “現役アイドルも入学”カドカワの学校・N高の顔は虹のコンキスタドールになる!?

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■ジブリの鈴木敏夫が宮崎駿との友情を語る

ネットを使いこなしているそうで、タイの少年と毎日LINEのやり取りをしているとも話す鈴木敏夫理事。

　ニコファーレには、株式会社スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫理事も出席。理事式辞では、宮崎駿と出会ってからの38年間を振り返り、「会社に行くときは当たり前ですが、プライベートで旅行へ行くときも一緒。ひとりの人と38年間寝食を共にする、そういう人間関係を作れたのはよかった。振り返ると、人生で一番大事なのは友だちなのではないかと思う。最初は仕事仲間だと思っていたけど、気がついたら友達だった。その友達と仕事ができたとこが、僕にとっては一番幸せなことなんじゃないかな。だから、一番大事なのは友情だと訴えたいです」とコメント。また、『ゲド戦記』を映画化する際、なかなか許諾をしなかった原作者アーシュラ・K・ル＝グウィンに毎日メールを送ったことで、相手が折れてくれたというエピソードを紹介し、「だから、実際に会わなくたって、そういうことは起こるんだと実感しました」とネットでのコミュニケーションの可能性も訴えた。

　そして、なんとこの入学式の来賓には、情報通信技術（IT）政策担当大臣の島尻安伊子氏まで出席しているというすごさ。安倍内閣では、日本を世界最高水準のIT利活用社会にすることを目標にしているそうで、島尻大臣は、時代を先取りした新たなタイプの高校であるN高が成功し、全国の教育現場によい影響を与えてほしいという祝辞を述べた。

　たしかに、今、教育現場では、“ICT教育”がひとつのトピックスになっており、私立の中学高校を中心に、電子黒板をはじめ、iPadなどのタブレット端末を使った取り組みが次々と導入されている。ただ、まだどの学校も手探り状態の現場を見ていると、N高の授業システムはまっすぐ前を向いており、確たる自信が見える。モデルケースとして、国から期待されているのも納得だ。

 
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