また爆死か? 『FFXV』アニメ化&映画化に「チャレンジャーすぎる」の声 歴代の映像作品を振り返りながら命運を予測!!

 ノクティスにとって因縁の敵・マリリスが、初代『FF』から受け継がれ続けているデザインのままであることには、妙な安心感も覚えた。当然、ゲーム本編と直接リンクしたストーリーになっているため、 一足早く新作の世界観やキャラクターに触れることができるということも、シリーズのファンにとっては嬉しいポイントだ。また、アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』などで知られるA-1 Picturesが制作する本作は、プロデューサーに『ペルソナ4』や『ガンスリンガー ストラトス』などのゲーム原作ものを手がけてきた経験もある足立和紀氏、脚本に『きんいろモザイク』や『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』といった、キャラクターのやり取りが魅力の作品でシリーズ構成を務めてきた綾奈ゆにこ氏など、アニメファンも納得の制作陣が携わっている。これは大きな安心材料と言えよう。 アニメ『BROTHERHOOD』は、 ゲームに先駆け、全5話を順次無料配信していくとのこと。

1604_ff03.jpgアニメ『KINGSGLAIVE』公式サイトより。

 続いて、今年7月に全国劇場で公開予定の長編フルCG映画『KINGSGLAIVE』のほうはどうか。こちらは『FFXV』の主人公であるノクティスの父、国王レギスの視点で描かれる物語で、ゲーム本編と同一時間軸でストーリーが展開されるようだ。プロデューサーは田畑端氏、ディレクターは野末武志氏が務める。両氏はともにアニメクリエーターではなく、ゲームの中核を担うスタッフでもあるため、単なるメディアミックスではなく、より綿密に本編と連動した位置付けの作品となりそうだ。

 ゲームに先行する形での公開となるため、映画『FF』のように、映画とゲームとのイメージの差異やギャップで価を落とすことはないだろうが、逆に『FFVII AC』のように、原作ゲームファンが存在するわけでもない。単独の映画作品としてのクオリティが求められてしまうのは必至だ。トレーラーには、剣、銃、そして魔法による派手な戦闘シーンが散見され、アクション映画としての見応えもありそうだが、未だ付きまとう映画『FF』の影を払拭することは果たしてできるのだろうか……。

 また、セルアニメ調の2DCGで描かれている『BROTHERHOOD』と、リアル志向の3DCGで制作される『KINGSGLAIVE』、趣きの異なる両作品が、それぞれどういった受け入れられ方をしていくのかも気になるところ。いずれにしろ、これらの先行作品の出来は今秋発売のゲームの評価にも直接影響するため、かつてない期待が掛けられていることは間違いない。このチャレンジが良い結果をもたらすことを、今は願うばかりだ。
(記事/町野ながる)

■FINAL FANTASY XV
http://www.jp.square-enix.com/ff15/

■BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV Episode1 「Before the Storm」[JP]
https://www.youtube.com/watch?v=_NsfalQwrD8

■KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV
http://kingsglaive-jp.com/

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