また爆死か? 『FFXV』アニメ化&映画化に「チャレンジャーすぎる」の声 歴代の映像作品を振り返りながら命運を予測!!

 しかしながら、成功した作品ももちろん存在する。それが05年の映像作品『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』(以降、『FFVII AC』)だ。こちらは発売1カ月でDVDソフトを70万本出荷、最終的には09年発売のコンプリート版も含め、全世界で350万本以上の出荷数を記録するなど、好成績を納めている。本作は、97年発売のゲーム『FINAL FANTASY VII』(以下、『FFVII』)の2年後の物語を描いたもので、映像作品ではあるものの、正当な続編という位置付けになっている。

『FFVII』といえば、全世界で約980万本を売り上げたビッグタイトル。当時のゲーム業界で巻き起こっていた次世代ゲームハード戦争において、『FFVII』がPlayStationの圧倒的優位性を確立させたとも言われるほどだ。昨年、リメイクが発表された際に大きな話題となったことも記憶に新しい。また、アニメ『FFVII AC』初回限定盤にのみ付属していたOVA『LAST ORDER FINAL FANTASY VII』(制作:マッドハウス)を含め、『FF VII』には派生作品が多い。そんな中でも、ゲーム本編から地続きのストーリーを新たに展開させた『FFVII AC』が成功したのは、それだけ多数の『FF VII』ファンからの期待に答えることができたということだ。

 一方、大失敗となった映画『FF』は完全オリジナルのストーリー。SF設定が全面的に押し出され、シリーズお馴染みの魔法や召喚獣は一切登場せず、ゲームのネームバリューで呼び込んだファンたちを、拍子抜けさせることになってしまった。彼らが見たかったのは、チョコボに乗って雄大な草原を駆けまわったり、巨大なモンスター相手に魔法剣を二刀流で乱れ打ちするシーンだったのだろう。ゲームと同じタイトルを掲げたことで、結果的にゲームユーザーの期待を裏切ってしまったのである。

■新作は見どころ豊富で期待できそう!? ゲームへの影響とは

 さて、以上の成功例と失敗例を鑑みながら、まずは既にYouTubeのスクウェア・エニックス公式チャンネルにて第1話が公開されているアニメ『BROTHERHOOD』を見ていきたい。 動画の説明文には、『FFXV』と「同じ世界、時間、キャラクターで描く、絆の物語」と紹介があり、 主人公ノクティス(声:鈴木達央)とその仲間たちとの友情がテーマになっている模様。

 気になる内容はというと、以前にゲームのトレーラーで話題になり、コラージュ素材として瞬く間に拡散された例のドライブシーンや、ゲームの新要素でもある食事風景を際立たせた団欒のシーン、さらに後半には敵兵相手にスタイリッシュなバトルを繰り広げるアクションシーンなど、約10分ほどのショートアニメながら見どころは多い。

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