全「神」必見!ファン作りのために決してやってはいけない、信者が離れる行動TOP5

■対人なら引き際の分かる悪口が、Twitterではどうにも止まらない
~思わずドン引きした神の行動TOP5~
【第5位】 特定のキャラクター叩き(5票)
【第4位】 公式叩き(6票)
【第3位】 他の同人作家や作品に対するバッシング(7票)

 5位の特定のキャラクター叩きは、前回の炎上ケースの集計でも2位に、3位の他の同人作家や作品に対するバッシングは炎上ケースでも第4位に入っている。5~3位はすべて悪口やバッシングになった。

 人と対面や電話で、誰かの悪口で盛り上がっているときは、引き際もなんとなくわかる。一方、Twitterは壁打ちだ。止める人のいない独り言のつぶやきは引き際を見失い暴走してしまいがちだ。また、悪口だと思っておらず、自分が正義であり相手を正しているという厄介な精神状態になってしまうと相手も周りの人も離れて行ってしまうだろう。悪口を言うときは自分って悪口が三度の飯より大好きなゲス野郎でどうもすみません、という慎みを忘れないでおきたいものだ。

【第2位】 パクリ(10票)
 炎上事例では1位となったパクリ。パクった神に失望したケースがあった一方で、パクリを逆手に取った当たり屋のような事例もあった。二次創作は季節イベントなど、毎年数万人は書いているであろうベタな、あるある的な、お約束的なネタも多い。そんなあるあるネタをいくつもTwitterで神がつぶやいておき、もう自分が予約したからほかの人はこのネタを使うなよ、使ったらパクりになるぞと唾つけしたり、さらに唾つけ後、あるあるネタなために知ってか知らずか他の人がそのネタで作品を書いてしまったら「パクられた」と騒ぎ、そんな神の姿にドン引きというものだ。

 このケースのように、パクリ界隈は、騒いだり叩いている側の方が異様に見えるケースもある。しかし今流行りの不倫と同じで、それに誰かが疑問を示すと「かばうってことはさてはあんたもパクリ(不倫)だな」となってしまい、おさわり禁止領域になってしまっているのだ。

【第1位】悪口以外のうかつな発言(31票)
 5位から3位までのはっきりとした悪口よりはソフトな、うかつな発言がパクリから大差をつけて1位となった。うかつな発言にもいくつか種類があった。まず自虐。じっとりと、かつ終わりの見えない自虐は読む方もつらい。そしてやらかす人も多い「○○(自分の好きなジャンル)の二次創作がまったくない!」的な発言だ。信者もそのジャンルの書き手だった場合、私のレベルじゃ神のほしいものには換算されないんですねと思うのは気分のいいことではないだろう。最近では「ない!」と大騒ぎするのは他の書き手に失礼だというコンセンサスが広まりつつあり、「今もあるんですがもっともっと読みたいんです」など長めの但し書きがついたものが増えてきている。また、「(自分が書いた作品の)感想が来ない、お前ら人を萌え製造機だと思ってるのか」といきなり神がキレ出したケースもあった。この場合も、「感想もらえるとがんばれます」や「感想もらっちゃった、うれしいな、えへへ」などのような、神は感想が原動力です、と事前にPRしていれば事態は変わっていたかもしれない。いきなりキレたら信者も困惑するだろう。

 また、神がツイ廃(ツイッター廃人:尋常じゃない頻度でTwitterをしている人)になってしまったという意見も複数あり、Twitter自体が神さめ(神から冷めてしまう)ツールだ、という声もある。

 ただでさえ「神」なのだから、信者が過剰に期待しすぎたために失望しているケースもあるだろう。スレッド内でも、それは期待しすぎだと投稿者がたしなめられているケースもいくつかあった。前回の炎上ケースでは対面の人間関係では言えないようなきつい悪口が目立ったが、今回1位になったのは、そこまで悪意や害意のない、でもちょっと不注意で不用意な発言たちだ。

 神を目指したいなら、また、神が神でいて欲しいならTwitterを見ない、しないが最善だろう。ここまで頭では分かっても、結局Twitterがやめられない人は神でも信者でもとても多そうだ。Twitterはなぜこんなにもオタク趣味と相性がいいのか、そしてツイ廃まで出してしまうTwitterの常習性、依存性については今後も調べていきたい。

(文/石徹白未亜[http://itoshiromia.com/])

全「神」必見!ファン作りのために決してやってはいけない、信者が離れる行動TOP5のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ出版業界事情の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!