「声優とパーティー権!」「声優とバスツアー権!」水島努監督作品『迷家-マヨイガ-』に400万円以上もの支援金が集まる!!

1604_mayoiga.jpgMakuake「TVアニメ『迷家-マヨイガ-』の後援会設立! アニメの新しい応援方法を体感しよう!」より。

『侵略!イカ娘』(テレビ東京系)、『ガールズ&パンツァー』(TOKYO MXほか)、『SHIROBAKO』(TOKYO MXほか)、『監獄学園』(TOKYO MXほか)など数々の大人気作品を手掛けてきた、アニメ監督・水島努氏。同氏の最新作『迷家-マヨイガ-』(TBSほか/4月8日より放送)をより楽しんでもらうための後援会が2月29日に立ち上がり、クラウドファウンデイングサイトで支援金を募っていたのだが、1週間あまりで目標額の333万円を突破し、さらに4月1日時点では487万4,000円にまでその支援金は増大した。

 今回のプロジェクトの大成功に対しネットでは、「水島だからできること」「オリジナルだと出版社はスポンサーになってくれないからな。その分の補てん目的か。まぁ出来るほうの水島だし期待してる」「円盤売って利益出すのは厳しいからね。いろいろ試していかんとね」と、おおむね肯定的な意見が上がっている。

 このようなプロジェクトを行った理由として、プロデュース&プロモーションチームは「従来のアニメ作品とファンの皆様との接点を『より深く』『より濃密』にすることが出来ないか? との想いから挑戦してみることになりました。もっと一つ一つの作品の規模や個性に寄り添う形で、ファンの皆様と作品とのより深く長い結びつきを創出してみたいと思っています。皆様からお預かりしたご支援は、主に各リターンメニューの制作費に充てさせていただく他、本作品をより広く認知してもらうための各種タイアップや広告展開などのプロモーション活動に使用させて頂きます」と語っている。

 クラウドファウンデイングサイトでは支援金の額に応じて、支援者に豪華なリターンを得られることになっており、『迷家-マヨイガ-』後援会では、同アニメでキャラクターデザインを手がけた、井出直美描き下ろしイラストを使用したデジタル村民証(壁紙仕様)、アフレコ台本、制作スタジオ見学、限定Tシャツなどが用意されている。さらに8万円支援者には酒井広大、相坂優歌、佐倉薫、五十嵐裕美ら声優も参加する特別打ち上げパーティー参加権、40万円支援者にはそれに加えて出演声優&制作スタッフと巡る聖地巡礼ミステリーツアーにも参加できる。

 高額支援コースの方に関しては「桁が違うわ」「なんつう搾取だよ」との声もあがっているが、8万円コースに20人、40万円コースに6人(4月1日時点)が申し込んでおり、貴重な体験を望むものは少なくない。そしてこの結果に「まあアニオタなんてちょっと限定品つければ余裕だもんな」「アニオタ盲目過ぎ」といった皮肉めいた意見もあがった。

 しかし、リターンが豪華だからと言って今回のようにアニメ制作プロジェクトは簡単にいくわけでもない。

 2016年初頭にはア二メーション製作会社シンフォニウムが同じくクラウドファウンデイングサイトを用いて、アニメ『CHIKA☆CHIKA IDOL』制作のために1,500万円を目標に支援を募っていたが、支援金が集まらず頓挫してしまっているのだ。こちらのプロジェクトは、『とある魔術の禁書目録』(TOKYO MXほか)シリーズ、『あずまんが大王』(テレビ東京系)などを手がけたアニメ監督・錦織博氏を迎え、アイドルを目指す3人の女の子が地下アイドルとして頑張るオリジナルアニメの制作を目指すというものだった。ただ、いつかアニメ化をという目標に向かって、活動は続けられるようなので、続報にも期待してみたいところ。

 近年アニメ制作プロジェクトにクラウドファウンデイングを用いることは多く、これからは豪華なリターンに加え、ギリギリの値段設定のラインも大事になってくるようだ。制作者とファンがWin-Winの関係になれるプロジェクトが増えることを祈りたい。

ガールズ

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「迷家はいいぞ」になれるだろうか

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