単なるコスプレイベントじゃない楽しいカオスが実現！「蒲田・コスプレこれくしょん2016」

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　そして、参加者を驚かせたのは商店街の協賛で集まった商品の豪華さ！

　オーブントースターをはじめとする電化製品、高級な日本酒（なぜか7歳の女のコが受賞してしまい、審査員から「お父さんにあげてね」と一言）。さらに3万円の商品券や刺し盛り、アニメイト商品券など、商店街のイベントとは思えないレベルの大盤振る舞い。

　そんな中、最優秀賞を受賞した『魔法使いの嫁』のエリアス・エインズワースをすべて手作りした参加者には、蒲田では誰でも知ってる老舗家具店・亀屋百貨店から24万8,400円の超高級ベッドという豪華賞品が提供。このイベントにかける蒲田駅西口商店街の本気度を感じさせた。

高級ベッドにエリアスもご満悦（？）。

　実は、当日は突然の雨と風によって一時は開催が危ぶまれる事態も。ところが、1時間の延期の後にイベントが始まると突然の青空となり、何か人知を越えた熱意もあったことも記しておかなくてはならない。

黒子姿で参加した荻野稔氏。

　ジェーニャ氏が『カチューシャ』を熱唱したり、様々盛り上がったイベント。企画に携わった「オタク区議」の荻野稔氏は語る。

「オタクや審査員のファンだけではなく、普通の人が面白がって見てくれていた。もっと、伸びしろのあるイベントだと実感できたし、大成功だと思っていますよ」

　同じく企画に携わった蒲田西口商店街振興組合青年部の杉山修一氏（亀屋百貨店の常務でもある）も語る。

「このイベントを全日本化したいと思っています。商店街をコスプレで練り歩くとか様々な催しも考えています。次回は、私もドズル・ザビで参加するつもりです」

　単なる商店街のお祭りに終わらないのは、蒲田という土地のパワーなのか。今後も、期待が高まる。
（文＝ルポライター／昼間たかし http://t-hiruma.jp/）

 
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