ミス日本のプロボウラーが声優オーディショングランプリに輝きアニオタ激怒! ? 渡辺けあきの張りすぎてる人生!!

1603_keaki2.jpg『渡辺けあき』のTwitter(@watanabekeaki)

 3月26日、アニメ専門チャンネル・アニマックスが主催する「声優ドリームオーディション」の最終審査会が、『AnimeJapan 2016』内で開催された。1,000通以上の応募者の中から、栃木県出身の23歳、現役女子プロボウラー・渡辺けあきがグランプリを受賞し、その特典としてアニメ『ルガーコード 1951』にて、テスタ教授役としてのデビューも決定したのだが、アニメファンは「肩書きとルックスだけで選んだのか」「非常に残念な結果」「ボウリングだけでよくね?」と、この選定に不満なようす。

「声優を目指しているのは約30万人、声優という職業につけているのは約1万人、食べていけているのは300人くらい」と、人気声優の浪川大輔がテレビで語って世間を騒然とさせたこともあるほど、声優業界はシビアな世界。そこへ、すでにほかの専門職に就いている渡辺が足を踏み入れ、グランプリ受賞後のインタビューでは「しっかり2足のわらじを履きたい」と堂々宣言したのだから、「これだけ声優志望者が苦しんでるなか二足のわらじをしっかりはけるようにか…。個人的には声優や役者で頑張ってる子を応援したい」「ボウリングだけやってろ」と、アニオタの怒る気持ちも理解できなくもない。

 とはいえ、渡辺は二次審査ではおよそ110万票を集めた一般web投票の結果、3位につけて最終審査に進出。最終審査では多くの観客の前で、人気声優の江口拓也との掛け合いアフレコを行い、それが認められ受賞したというクリーンな選考過程がある。渡辺は、元々芸能事務所スターダストプロモーションに所属しており、2005、06年にはTVドラマ『牙狼〈GARO〉』(テレビ東京系)に、07年には『水戸黄門』(TBS系)に出演、さらに同年には実写ドラマ『MAGISTER NEGI MAGI 魔法先生ネギま!』(テレビ東京系)に超鈴音役で出演するなど、演技に関しては10年以上も前から経験済み。声優としても、それなりに実力があったのだろう。

 そして何より『牙狼〈GARO〉』や『魔法先生ネギま!』といったキャラクターを演じた経験から、このオーディションのずっと前から渡辺は声優に憧れていたという。渡辺は公式ブログで、「声優になるのは本当に厳しい道で、簡単になれるものではないから、一度だけ、自分の力を試してだめだったら綺麗さっぱり諦めようって思って、それでその時ちょうど募集をかけていた、声優事務所81プロデュースのオーディションに、挑戦することにしました」と、2014年に全国一般公開新人声優発掘オーディション「81オーディション」にも参加し、特別賞と小学館賞とエクシング賞を受賞したことを明かしている。その後2015年の4月から特待生として養成所に通い、ボウリングの練習量も減らすことなく励んできたという。

 15年はPリーグ(女性プロボウラーのトーナメントリーグ)では、最終ランキングが54位と振るわなかった渡辺。彼女は、13年には「ミス日本コンテスト」の東日本地区代表として出場、本選ではミス日本「海の日」にも選ばれている。そちらの活動も行っていたため、12年のプロボウラー試験に合格以来、ほとんどの期間を「プロボウラーとミス日本」「プロボウラーと声優活動」と、2足のわらじを履いて過ごしていたことになる。

 そしてこれからも、声優活動で2足のわらじは継続。夢に溢れてエネルギッシュな女性ととられるか、どっちつかずの中途半端なやつととらえられてしまうか、それは彼女の今後の活躍次第だろう。とりあえずは『ルガーコード 1951』で見事な演技を披露しつつ、16年のPリーグランキングを上げることができれば、批判はグッと収まるかもしれない。今後の活躍を楽しみにしたい。

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