『暗殺教室』首位獲得!! 不朽のヒーロー『バットマンvsスーパーマン』と『仮面ライダー1号』勝ったのは？【週末映画興行成績】

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『仮面ライダー1号』公式映画サイトより。

　3月26日～3月27日分の週末映画興行成績（興行通信社）が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

　今週、初登場で首位を飾ったのは「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載を終えたばかりの人気コミック『暗殺教室』（作：松井優征）を実写化した『暗殺教室 卒業編』。同作は2015年に公開された『映画 暗殺教室』の続編で、全国319スクリーンと大規模で公開。動員54万4,641人、興収約6億4,000万円を記録した。

　前作が大人気だった同シリーズだが、今作でも「先生と生徒の関係や殺せんせーと雪村あぐりの物語も含めて泣いちゃいました」「バトルシーンとか迫力凄くて興奮する！」「前作と比べると恋愛色が強い。殺せんせーと雪村さんの過去がすっごくときめく」ジャニーズファンを中心に大好評のようす。前作の興収比で155.6％となっており、前作の27億円を突破する30億円の興収が確実という、好スタートを切った。

　そして、3週連続で首位をキープしていた国民的アニメの劇場版『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』はワンランクダウンの2位。『暗殺教室』に1位の座を譲り渡すことになってしまったが、世代を超えて愛される同作は依然として好調をキープしている。

　3位は初登場、DCコミックの2大ヒーローが激突する『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』がランクイン。不朽のヒーロー「スーパーマン」をリブートした13年公開の『マン・オブ・スティール』から、スーパーマン役を務めるヘンリー・カビルが今回も続投している。対する「バットマン」を務めるベン・アフレックは17年に『リブ・バイ・ナイト』『ジャスティス・リーグ パート1』『ジ・アカウンタント』、そして19年には『ジャスティス・リーグ パート2』などに出演する超多忙の名俳優。そんな彼がバットマンを演じるとあって世間の反響は大きく、「ベン・アフレックのバットマン最高すぎてやばかった！」「バットマンがより一層かっこよく見える」といった声が。

　核となる物語も「バットマン、スーパーマンの他にワンダーウーマンも出てきて、ヒーローだらけ。DCコミック好きにはたまらない映画」「全編的に、ここまで殴って殴りまくる映画も久々だったな。そんな男くささが充満してて最高！」「アメコミの世界観をここまで実写化できるのは本当にすごい」と大好評。興行収入もオープニング3日間で約5億円を超え、動員数は23万人。特殊効果の異なるオリジナル・バージョン、バットマン・バージョン、スーパーマン・バージョンの4DXでも上映されており、それぞれ3種類の視点で楽しめることから「映画じゃなくてアトラクションみたい」といった声も上がっている。

　同じくヒーローもの『仮面ライダー1号』は4位にランクイン。『仮面ライダー』シリーズ45周年を記念して制作された名作ヒーローシリーズの劇場版で、なんと仮面ライダー1号の本郷猛を演じるのは、元祖仮面ライダー・藤岡弘、。御年70歳を迎える藤岡がライダー役として帰ってくるということで、昔からのファンも大騒ぎ。「藤岡さんがいなくちゃ今の仮面ライダーも存在していなかった」「藤岡さん、さすがの存在感。あの本郷猛が帰ってくるというだけで、映画館内で胸が熱くなった」といった思いが語られた。表題は『仮面ライダー1号』となっているが、本郷猛以外にも仮面ライダーゴーストなども登場するため、親子で見に行っても楽しめるが、少数意見として「話がとっちらかってて全然生かせてない」「藤岡さんを使うのはもったいない」といった指摘もあったが、動員数はオープニング2日間で約12万4,000人、興収約1億5,500万円を記録した。

　5位に『僕だけがいない街』、6位に『アーロと少年』、7位に『ちはやふる 上の句』と三者とも仲良く3ランクダウン。8位は『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪ 奇跡の魔法！』、9位に『家族はつらいよ』。こちらも両者仲良く2ランクダウン。『エヴェレスト 神々の山嶺（いただき）』は、3週目にして5ランクダウンの10位と、ランク内ギリギリで留まるかたちとなった。

　ヒーロー同士の戦いとなった今週の映画興行収入ランキング。『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』が僅差で勝利を収める結果となったが、定年を越えて現役で活躍する藤岡弘、の健闘も見逃せないだろう。