社内のベストメンバー（社長公認）が集結したアニプレックスの新サービス「Viewcast」が映像業界にイノベーションを巻き起こす！

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　さまざまな新作情報や、新製品情報が集った「AnimeJapan 2016」。その中でも、今回特に驚愕したのがアニプレックスの新サービス「Viewcast」だ。これは、単なる一企業のサービスに限らないアニメの未来を見据えたサービスであった。

　このサービスは、同社が配給するアニメ作品のBlu-ray＆DVDを購入すると、そこに収録されている内容と同じコンテンツを、専用アプリを通じてスマートフォンやタブレットでも楽しめるというものだ。

　PCやタブレット、スマホなどでも視聴できる動画配信サービスはすでに多数存在する。しかし、Viewcastは一歩先を行っている。本編動画だけでなくブックレットなどの資料、あるいは特典CDまでもが含まれているのだ。

　また、スマホやタブレットでもチャプター機能やオーディオコメンタリーの再生、字幕の表示非表示も可能。つまり、画面サイズ以外は自宅で見るのと同じ環境で視聴ができるようになっているというわけだ。むしろ、チャプター呼び出しなどの操作は、リモコンよりも格段に早いといえる。

　このサービスを利用するためのステップは、ごくシンプル。Viewcast対象商品には、シリアルコードを記した用紙を同梱。Viewcastの公式サイトにログインして、シリアルコードを登録した後に、作品ごとの公式アプリをダウンロードして視聴、そのほかのサービスを楽しむことができるものだ。

　動画視聴は、環境にあわせてストリーミング＋ダウンロードどちらも可能になっている。

　動画以外の多数のコンテンツをデジタル環境で視聴できるこのサービスは、従来の動画配信サービスとはまったく別のものといっても過言ではない。このサービスの立役者で、発表を行ったアニプレックスの宣伝プロデューサー・高橋祐馬氏は「商品仕様の革新（イノベーション）の可能性も持っている」と語る。

　このサービスでは、将来的には発売後に新たな映像や音源などの提供をしたり、従来のパッケージでは無理のある絵コンテや、アフレコ台本などを特典とすることなどもできる。

　すなわち、どこでも動画を視聴し、資料や音楽を楽しむことができるという点でも便利なのに、そのさらに先までもが考えられているというのである。

「より多くの人が購入のきっかけを持ったり、購入後の楽しみ方も増えると思っています」（高橋氏）

 
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