KADOKAWAとはてな運営の小説投稿サイト「カクヨム」がすっかり“暴露サイト”に!?

1603kakuyomu.jpg「カクヨム」より。

 2月29日にオープンしたばかりの小説投稿サイト「カクヨム」。オープン当初は、“物語を愛する全ての人たちが集まる「場所」を目指す”ことを掲げていたが、どうしてか、内情暴露の場となってしまっているようだ。

「カクヨム」は、KADOKAWAと「はてなブログ」などで知られるはてなが共同開発した小説投稿サイトで、登録をすれば誰もが自由に作品を投稿、公開することができるサイト。また、『涼宮ハルヒの憂鬱』『冴えない彼女の育てかた』など、KADOKAWAの人気小説の二次創作物が投稿可能なのも特徴のひとつである。

 小説投稿サイトといえば、これまでに数多くのヒット作を生み出した「小説家になろう」が有名で、KADOKAWAという大手出版社が運営するとはいえ、その二番煎じ的存在とも言える「カクヨム」については、オープン前から不安や期待が入り混じったさまざまな声が上がっていた。その中でサイトオープンに至ったわけなのだが、なぜか“内情暴露の場”として話題になってしまっている。

「まず、『カクヨム』ではオープン初日に、小説家・ろくごまるにが投稿した、『カドカワ 富士見と独占契約したけど本が出ないハートフル物語《ストーリー》』が話題に。これはタイトルとおり、KADOKAWAの富士見ブランドカンパニー(富士見ブランドカンパニーは現在廃止され、富士見書房のブランドのみ残っている)と作者が2015年1月1日に電子出版契約を交わしたものの、その後一切音沙汰なしという実体験を赤裸々に綴った作品です。その衝撃的な内容もさながら、KADOKAWAを告発する作品がまさかの『カクヨム』に投稿されたということで、この作品はネットで瞬く間に話題になりました」(エンタメライター)

 そんなろくごまるにの暴露作が発端になったのか、「カクヨム」にはその後ネットゲーム運営の裏側を綴った『実録。ぼくはこうしてソシャゲを潰した。』(現在は削除)、アニメ『星のカービィ』制作で知られるア・ウンエンタテインメントが解散に至るまでの裏側を記録した『あるアニメ製作スタジオの終焉について』などといった暴露作、また「カクヨム」対する不満を綴った作品までも投稿されるなど、本来「カクヨム」が目指していた場とはまったく違う方向を歩むことに……。

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