新海誠監督の『言の葉の庭』が海外で凄すぎると話題に!! 実写とアニメの比較画像に全世界が驚愕するが……?

2016.03.23

『Kotaku』より。

 海外のサイト「Kotaku」が、「アニメの東京VS本物の東京」という記事を掲載し、話題になっている。サイト内では、『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』などで知られる新海誠監督が、2013年に発表した劇場映画『言の葉の庭』を紹介し、そのアニメ画像と、モデルとなった場所の実写画像を交互に載せ、アニメがいかに本物のように、繊細に作られているかを説明している。

 この記事をみた海外の人々は「私これ大好き! 『言の葉の庭』は見なければいけないね!」「僕が見たアニメの中でこれがベストだよ」「これはほんとにアニメなのかい?」と、驚きの反応を示している。しかし中には「これの何が印象的なんだ? 写真をトレースしてるだけじゃないか」「無駄に精密すぎるだろ」といった意見も上がっているようだ。この海外の反応を受け、国内からは「比較の実写が素晴らしい、よくここまで再現できたものだ」「なるほど、と思う反面、やっぱアメリカ人な感性だな、とも思う」といった感想を口にしている。

 Kotakuとは主にTVゲームを扱うブログサイトで、アメリカ、日本、オーストラリア、イギリスなどに編集者が在住し、Nick Denton氏がそれらを管轄していると言われている。また、サイト名の由来は「オタク」に「小」の意味を追加したもの。同サイトは最近では「任天堂の初スマホゲーム」「今年のベストゲーム開発者」「『ワンパンマン』のハードトレーニンシーンを再現」といった記事を上げている。

 また、『言の葉の庭』は以前にも、「名作映画をファミコンゲーム風に8bitで表現した」という動画で注目を浴び、最近では『千と千尋の神隠し』の映像も作り、再生回数があっという間に100万回を超えるなど話題になっている、海外の映像作家やアニメーターの映画集団「CINEFIX」が発表した、最も美しいアニメトップ10でもジブリやディズニー作品を抑え、1位になっている。

『言の葉の庭』がここまで絶賛される理由となっている絵の美しさは、最初から絵をデジタルで描くことによって、コンピューターを駆使して自由自在に編集することを可能にし、一般のアニメーションの塗りに加えて、さらに反射色を加えることで、極限までにリアルな画面作りを可能とした、という手間暇をかけた作画のたまもの。

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