PlayStation VRで“会話ができる”インタラクティブ・ムービーが鋭意開発中！

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■本格的なVRコンテンツ制作集団「Limitless Creative VR Environment」とは

　今回の『Gary the Gull』の発表とともに、トム・サノキ氏を中心に創設されたVRコンテンツ制作集団「Limitless Creative VR Environment」についても各メディアで紹介されることになった。

　今後VRコンテンツ産業は急速に発展すると考えられており、米カリフォルニアを拠点とするゲーム業界専門の投資コンサルタント会社「Digi Capital」によれば、2020年までには全世界で300億ドル（約3兆4000億円）の市場規模になると見込んでいる。

　そこでサノキ氏らは一刻も早く、VRコンテンツ制作の環境作りを整えなければならないとして、この「Limitless Creative VR Environment」を立ち上げることになったのだ。また情報サイト「Venture Beat」によればVRコンテンツ制作をより容易にするために、UnityやUnrealと組み合わせて使うコード（Limitless Real-Life Code）や、キャラクター統合ソフト（Limitless VR）などの技術も提供するということだ。

「アートとテクノロジーをミックスすることが、私のこれまでの仕事でした。そして今、我々はインタラクティブな機能をVRコンテンツの大きな魅力として作り上げ、人々がVR世界のキャラクターと環境に魅了されることを目指しています」（トム・サノキ氏）

　以前紹介した職業体験シミュレーター『Job Simulator』は、VR環境の中で実際に手を使うことがフィーチャーされたシステムであったが、一方で“会話”に主眼を置いたコンテンツもまた、様々な可能性を秘めているだろう。今年10月のPS VRの登場がますます楽しみになる話題である。
（文／仲田しんじ）

【参考】

・Playstation.Blog
http://blog.us.playstation.com/2016/03/15/introducing-gary-the-gull-on-playstation-vr/

・Venture Beat
http://venturebeat.com/2016/03/03/limitless-creates-a-platform-to-make-interactive-vr-worlds-and-characters-like-gary-the-gull/

 
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